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CJ MTB 2019 9/29 下関 観戦記 [MTB観戦]

Coupe du Japon MTB 2019 下関 観戦記
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リッキーおめでとう。
家を出たのは朝六時。15分差でナビは東名を勧めるが、佐久から中央道に抜けるルートを選択。この分差の複数提案を出してくれるので、ルート決めはもっぱらGoogleナビである。そして、走行中はYahooナビ。[SLOW]の表示は走り慣れない所を走るには重要な情報だからだ。車についているインターナビは北固定の現在位置確認用ww。
諏訪湖SAで休憩、養老SAで昼食、宝塚北SAで給油。156円/lに高速降りて入れた方が安いのではと悩むw。自宅の最寄りは131円(当時)である。
そのあと岡山で1回、広島で1回休憩のはずが、眠気も尿意も来ないので走り続けてしまう。その結果。王司PAで車を降りたらふらふらで平衡感覚ゼロ。トイレの壁にすがりつくように寄りかかって意識が遠のくのを必死にこらえるという、傍目にも自分的にもやばやばな状況。舌の右側がしびれ始め、右半身が麻痺し始めたときには、左手で携帯持って今居るPAの名前を必死に思い出し119番を打つ準備をしたw。が、それをピークに症状は緩和。焦ったぜよ。
教訓。長距離ドライブは長い時間、同じ環境で同じ姿勢をずっと取り続けることになり、エコノミー症候群や脱水症状などの思いもよらぬ症状に出くわすことになる。1時間毎とは言わないまでも、2時間毎には車を降りて休憩を取りましょう。
下関に前日入りしているtours.net+αな面々と夕食を共にし、ひとっ風呂浴びて、めかりPAに移動。下関周辺には道の駅が少なく、遠い道の駅に行くガソリン代とPAに行く高速代とを天秤に掛けてPAを選んだ。壇ノ浦でなくめかりを選んだのは、せっかくだから九州に泊まろうと思ったからだw。
めかりでロード世界選手権の恵理さんネット観戦をしながら展望を書き書き。恵理さんよく分からぬ間のDNFで、書き書きしながらのながら観戦の所為かな、と訳の分からぬことを思ったりw。
やはり夜更かしをしたのでいつもより遅めの起床5時w。ゆっくり体調整えて六時出発。現地6時半。
昨年来た時にも思ったこと。車をどこに停めれば良いのだろう。サイトを見ても、どこに停めれば良いのか書いてない。公共交通機関によるアクセスは無さそうで、会場には車で来ることが前提だとすると、選手達はレジストレーションなどで情報を仕入れることが出来るのでまだ良いとして、一般観戦者を想定すると少し案内が足りないかなと思った。(たぶん一般観客が来る頃には案内が立っていたと思うけど)
他のCJのコースに比べて全体的にコース脇も歩けるので観戦はしやすい。観ていて楽しいセクションもスタートゴールに近い所に集まっているので、しっかり誘導すれば観客の満足度も高いと思われる。また、沢渡りのセクションでは観客を楽しませる試みもしていたのは面白いと思った。これは観ていて楽しくて人が集まるセクションがスタートゴールと離れている会場では積極的に取り入れたら良いなと思った。スポットMCというのだろうかね。
比較的大きな都市の近郊(新幹線駅から7キロ)で行われるという数奇な立地でもあるし、全国から集まってくる参戦者とその関係者をメインの対象とするのではなく、近隣に住む下関市民が、山口県民が毎年楽しみにして大挙して押し寄せる(駅からシャトルバスが運用されたりする)ような大会に育てて欲しいなと思う。そのポテンシャルは高いのではないだろうか。
試歩は余裕を持って1周。が、朝一は蜘蛛の巣地獄。コース上に蜘蛛の巣があるのだから、一晩で大量に張られたことになる。しかも立派な蜘蛛の巣。生命力の神秘だな、などと思うより先に、帽子の先端から垂れ下がる大きな蜘蛛に恥ずかしながら大声で悲鳴をあげてしまうwww。
コースは一部を除きどこでも歩けてアクセスが良い分、今コースのどこなのかが把握しにくいというのは感じる。プランと釣果が一致するには回数を重ねることが必要だろう。また、スタートゴールとフィードの芝エリアを除き基本的に森の中。光量が少なく、Canon 7Dmk2の苦手な領域だなぁと腹をくくる。明るいところから暗いところに変化すると、ISOをあげるよりシャッタースピードを下げるのが先という制御なので、設定決め打ちせずにオート頼りにするとピントが甘くなりがちなのだ。かと言ってシャッタースピードの下限を決めると、ホントに暗いときに真っ暗になっちゃうしww。
第一レース Men Challenge/ Open
チャレンジは見事に初参戦者に妄想をぶち壊されましたw。宮内渉、林哲平の今シーズン初参戦者がすかっとワンツー。ま、チャレンジクラスってそういうモノだよね。宮内は最初から1人飛び抜け、林は1周目の中盤から2番手をキープし、追いすがる奥田晃久から逃げ切って昇格を決めた。何度も言うけど、申請が必要ですからね。シクロと違って自動昇格ではないので、まわりの人助言してあげてください。
奥田は惜しくも3位で一発昇格逃したものの、ランキング昇格は決定。菅大介、下松仁、前田真吾、最本康久も一発昇格はならなかったが、奥田同様深坂の森を快走してランキング昇格を決め、ミッション完了。昇格ラインは湯船のエントリーに依るが、現時点では7位、富樫雅暢417Pが当確ラインとみる。川越参戦はその辺りに届きそうなら行くべきと考える。レース順位ではなく各クラス毎にポイントが配分されるのでおいしい大会となる。2レースで最大150P獲得できるのをどう考えるか。
オープンもおもしろかった。シーズン後半に来て、来シーズンユースに上がってくる年代の面々が、ユース1年目からかっとぶ為にしのぎを削っているからだ。澤井千洋、楠侑磨はチャレンジトップクラスのスピードを見せる。選手生命を長く捉えて無理せず身体の成長に合わせてスピードを獲得していって欲しいが、テクニックとかセンスとか言われる部分は若いうちに身につけておくとあとの伸びが期待できる。その部分を磨いていって欲しいなと思う。
第二レース Men Youth / Men Advance
明らかにスタート順が逆だったね。副島達海が2分差スタートで、2周目にはアドバンス全員を交わしてトップ独走。2番手野澤瑠も3周目には全員を交わしていた。ユース大会チャンプの瀬戸口瑛もトラブルがなければ本来は達海と瑠とパックが組める力があるのだから。ってことで、楠皓雅のDNSで3人となり少しさびしいユースは全員表彰台。
アドバンスは、長谷友博、宮内翼が飛び出る展開からの、2周目には堂野前克典がするするっと2位に上がってきて、いつの間にか長谷がトラブルで消え、堂野前がトップを快走する。上位をしぶとく走っていた守屋清国と市川哲也が2位と3位。宮内翼は最初の勢いを保てず4位となった。
結果、一発の力がないから上位にたむろしていると思われていた(失礼)2人が5位までのランキング昇格権から卒業。昇格ラインが30Pほど低下した。川越に何人アドバンスが来るかは不明だが、5位で42ポイントも取れる事を考えると、少しでもベースポイントを挙げて湯船での負担を減らすという考えもあるだろう。ランキング上位者が一気に2人抜けたことで、5位以内に入る可能性が増えて昇格争いの行方が更に混沌としてきたね。
第3レース Women Elite/Junior/Youth/Masters / Men Masters
末政実緒 優勝、おめでとう。
復帰後初の優勝。しかも相手はあの川口うらら。ごっつぁん優勝ではないところも花を添える。逆にうららは早く勝ちたいね。
今回はタイミングが上手く合わず沢渡りでこともなげに走り去る実緒を見る事は叶わなかったが、速さだけでなく速さを伴うテクニックを見たいと思わせてくれる人。岩場下りは岩の隙間を抜けるより、岩の上を行く。何人か岩の間を行って金属音を響かせているのを聞き、岩の上を行くのはメカトラ防止の意味もあるのだなと思う。
3位にはUCIポイントを獲りに海外参戦を決意した佐藤寿美がいつも競り合う橋口陽子や平田千枝を寄せ付けず、力強く走り抜けてゴール。1周目の沢渡りで足をつかずに行ったのは寿美だけ。何か記憶に残ることをしていくよね。それも才能です。
Youthは西村志帆の1人旅。Eliteの平田千枝などと絡む走りを見せ成長を伺わせた。
Mastersも中川左裕里の1人旅。これで、マスターズのタイトルが決定。おめでとうございます。湯船には授賞式に行くのだろうかww
Juniorは台湾の2人。ジュニアというと小林あか里、と思って見てしまうとさすがにまだテクニックがおぼつかない。ただ、日本のUCIレースなのに彼女たちを迎える日本人がいないのはさびしいね、
Men Masters
おかしな戦いは岡本のフラットタイヤで幕引き。品川が独走で優勝した。本人曰くニューバイクの投入が当たっているということだが、セールストークか本当かは買って確かめてみてくださいww。
おかげで、最終戦は岡本が勝ったら同点で岡本、岡本が勝たなかったら品川がMasters30タイトルという絶妙な状態になった。どうも品川湯船は無理っぽいので、初の同点もあり得るのかな。
2位には50代の絶好調男、酒居良和が入る。ほぼ地元と言って良い広島の人。スロースタートのイメージが強いが、今回は1周目の沢渡りまでに3位、2周目には2位に上がり、宿敵、有持真人を寄せ付けずゴールした。(50代1位)
そして、3位は田村竜樹。(表彰されないけど)総合での3位は初。激登りもあるこのコースで彼になにがあったのか。岩場下りは実緒よりも直線的にスピード感を持って下ってきた。今シーズン結果のばらつきが大きい彼だが、下りの迫力はいつでも一線級。ポイントで楽しませろと煽ってあげましょう。(30代2位)
4位に暑さに弱いと言う有持は予定外に蒸し暑い環境にあげきれなかった。40代上位ほぼ出場せずでランキング的に1番上となった檜垣良一は勝たなきゃならないレースを勝つ。(総合5位40代1位)
地元はやっぱいいねとばかりに総合6位と7位には、酒居と同じマウンテン☆ポテトチームの松尾芳秀と田林修吾が入る。この二人のどちらが40代でどちらが50代かをしっかり記憶しておらず、レース中は40代50代の1〜3位の把握に悩んだ。そもそもゼッケン無しに二人を見分けられないのでw。勉強しなきゃ。(40代2位、50代3位)
んでもって、高橋雅志が40代最後の枠に滑り込む(総合8位)。今年2度目のしまうま焼鳥二人での表彰台となった。
60代は一人参戦、橋本寛二。とはいえただ完走ではなく総合13位/18人での60代優勝。あの蒸し暑い中すごいこってす。
30代の最後の枠は、岡本のリタイアによる棚ぼたではあるモノの、今シーズン初参戦、井町海音男。おめでとう。やっぱりあなたは何か持っている人だね。
第4レース Men Elite Junior
歴史的なレースとなりました。
リッキー北林力初優勝。おめでとう。
そして、山本幸平に日本人が土を付けるのは5年ぶりのこと。
リッキーがスタートからかっ飛ばし、2周目まで幸平は4位前後に沈む展開。そこから幸平が抜け出てくるモノの、結局1周毎にタイムが近づくことはなく、リッキーが後続を引き離すだけの独走レースになった。
撮影プランを間違えてゴールで待ち受けられなかったのが後悔だが、リッキーの独走以外にも光る内容の多いレースだった。
3位には単独走で竹内遼。エリートを走るようになったときは、エキパの蓋だった頃のぶっちぎりの笑顔は見られなくなり、このまま沈んでいってしまうのかなと思える時期もあった。だが、今年の吉無田での優勝から完全に流れが変わった。UCIランキング日本人で4位に付け、今シーズンCJもナショナルランキングも2位に付けるところまで来るとは昨シーズンまでは予測できなかった。シャボン玉のハートという言葉も、前田公平の黄金のタレと同様過去のモノになった。今回も力強く表彰台をゲットした。
4位村上功太郎も出走数が足りないためにランキングは4位に留まるが、全て4位以上での完走で、エリート1年目を快走している。ロード、シクロでも活躍を見せる功太郎。これからの成長が楽しみだ。
5位が上野蓮。2017年の下関で4位で表紙。中原義貴の復活、お遼の変身、功太郎の台頭で、表彰台が微妙に遠くなってしまったが、今回も5位までU23が四人となり、その一角を占め、押しも押されぬトップ選手の1人になった。
そして、今シーズン一瞬とは言えナショナルランキング暫定1位になった佐藤誠示が6位に入る。トップテン付近というイメージからトップファイブ付近のイメージに躍進。若作りな36歳はどこまで進化するのやら。
萬屋和也は2016年のこの深坂の森で一桁9位を獲得して以来3年ぶりの一桁8位。なんとなく11-20位の人というイメージだったから、おおって思った。
そして、ロードプロで活躍中の小森亮平。もともとマウンテン☆ポテトでジュニア時代にマウンテンバイクを始めていたとのことで、久々、13年ぶりのCJ(当時はJシリーズ)で、一桁フィニッシュ。今後、どこまでMTBにのめり込むか分からないが、やってきたら上位陣がかき回されること必至だね。
あと、野村拓未。エリートデビュー15位から尻上がりにあげてきて12位完走。その順位に見合ったキャラ立てをして存在感をあげていこう。Prorideな見本もあるのでw。
同一周回完走最後は音速の菖蒲師、小野良太。アドバンス落ちして一発昇格決めて、エリート復帰戦で同一周回完走。カッコ良い。最終周回、決死?の登り坂ウィリー、しっかり撮れなくてごめんなさいm(_ _)m。
残留ラインは現時点64位積田連。60位までだが、一時参加の外国籍の人は除くので、キリルとアディロフとキムジェフェとニノサーバンの4人をのぞくと64位までになるのだ。当確125かな。60位前後の人がどれだけ湯船に来るかで状況はコロコロ変わるので、現時点65位以下の人がどれだけ出そうか、その人達が目標点数を何人超えてきそうか。残留職人への道を突き進みましょうw。
Juniorは、一つ壁を越えた感のある山口創平が爆走。来シーズンからのU23に向けて良い流れかな。渉も安定した走りを見せ、やっと歯車が噛み合った感じで2位。高本亮太は少し切れがなかったかなの3位。仁は身体も大きくなってもっと行けると見えるのだがの4位。なかなか歯車が噛み合わない野澤蓮は台湾選手を挟んでの6位。
コースは思っていた以上に楽しかった。ハウス裏の所だけ移動が出来ないがそれ以外の所はコース脇を歩きやすい(あっ一番南側はちょっと歩きにくいか……)し。森とはいってもコース自体は案外見通しが効く。全体的にシングルで抜きづらいというのはあるんだろうけど、久々に見ていて楽しいコースだったように思う。
終わったら早く写真をあげるという責務があるので、表彰式までの間が待てず帰宅の途へ。広島までが長い。岡山までが長い。。。で、仮眠を2度取るも、眠気が取れず、兵庫に入ったところでアウト。3時間爆睡して11時帰宅。
ふひ〜お疲れ様でした。


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