CJ MTB 2019 9/22 妙高 展望 その2

Coupe du Japon MTB 妙高 展望 その2

五輪選考はどうなっているのか。いろいろな競技で盛り上がっているが、いっこうにMTB XCOが取り上げられる空気がないね^^;;。

まず、枠の話し。国枠、大陸枠、選手権枠、開催国枠とあって、開催国枠から逃れられたかでいうと、国枠は21位まで１名に対して現在25位で21位とは500P差。大陸枠は中国に獲られ、世界選手権枠のエリートはメキシコ、オーストラリア、イスラエル辺り、U23はチリとイギリスかな。ということで、今からだと国枠を獲りに行かない限り開催国枠となります。

これがどういう意味か。そう、四年後の今です。四年後は開催国枠がない。どの枠を確実に獲りに行くのか。まじに考えないとね。

で、開催国枠の選考の話。

男子は、基準２をクリアしているのが山本幸平、沢田時、平野星矢の３人。

山本幸平451 平野星矢 241 沢田時 193 

残りのレース数も限られてきて、大量得点が期待できるレースも少なくなって10-20Pを積み上げていくしかなくなってきた中でブリヂストンの２人がどこまで幸平を追いかけられるか。

女子は、基準２をクリアしているのが今井美穂、松本璃奈２人。

今井美穂 240 松本璃奈 160

璃奈が基準2をクリアしてきたことで俄然盛り上がってきた。

5月末のUCIランキングで誰が行くかが内定する。ランキング発表までまだ戦いは続く。

Men Elite

前田公平のCJタイトル決定の可能性があるので、まずはそこが注目ポイントかな。ただ、最近失速気味の感が出てきているのが気になる。逆に調子を上げているのがエクステラで好成績を残した中原義貴。そして、王滝４連覇の宮津旭。妙高と言えば５連勝中の平林安里はワールドカップ最終戦後の動向が聞こえないのが気になる。全日本、白馬で上位を走ったブリヂストンの２人は海外でUCI 10P以上のポイント獲得を目論んでいるようだ。パリに照準を定めた竹内遼には、それを予感させる走りを期待。

残留争いは少し盛り上がりに欠ける。のは、残留ラインが60位までになったために、昨年残留争いを繰り広げたメンバーはそこそこ安全圏に潜り込んでいるためだ。また、残留ライン付近の人は参戦数が少ない人が多く、川越の２連戦が有効になるのも見通しをしづらくなっている。

レースの流れとしては白馬同様に義貴と旭が引っ張る形になるか。ワールドカップ最終戦での不調以降、調子の読めない安里が、一転いつもの独走パターンに持ち込むか。公平は絡むもトップには届かないか。そこまで調子落ちてない？お遼は自分が妙高で勝った過去を思い出すと来ちゃうかな。うーん。まだCJでは勝ててない旭、来なさい。

Women Elite

松本璃奈CJ凱旋レース。今シーズンは全日本しか走っていないので、これが今シーズン初CJとなる。スイスで行われたHCレースでトップと同一周回で4P獲得し五輪選考基準2をクリア。ワールドカップや世界選手権でもポイントゲットが当然になった。目を見張る成長ぶりだね。

迎え撃つは全日本チャンプの今井美穂。今年の全日本ではエリートとU23に分かれての同時走レースで璃奈に勝ったものの、それから二ヶ月経って、十分調整期間を取って相まみえる。2017シクロチャンプと2018シクロチャンプの争い。楽しみだ。

２人に絡んでいくのは、昨年の妙高勝者の矢吹優夏、と言いたいところだが、白馬直前の右手の負傷がどこまで癒えたか。ま、BBQのおじさま達が、ちゃちゃっと左手シフト化しているかもしれないしなあ。負傷がトレーニングパターンとモチベーションを変えて復帰戦で突き抜ける2016トキのパターンに期待。

復帰後娘と一緒にトレーニングに励みどんどん調子を上げている末政実緒。世界選を見て刺激を受けて更なる進化を遂げるであろう小林可奈子。タイトル争いよりも実緒、可奈子とのギャップを埋め前に行きたい橋口陽子。一枠を狙うならこの戦いで一番前を走らなきゃね、ガンバ佐藤寿美。

璃奈が凱旋勝利で4ポイント縮める。かな。

Men Junior

創平タイトル奪取のかかる戦い。スピードは松本一成。だが、全日本以降アジア選手権以外はトラブル続きで浮き沈みのあるレースになりがち。なので、創平タイトルを食い止めるとは決めきれない。創平も一成のトラブル待ちで勝ちたくはないだろう。２人の意地がどう噛み合うか。楽しみ。

中島渉が世界選を経験して皮が剝けたのかもチェック要。高本亮太もジュニア１年目を良い流れで終えるためにも春の妙高勝者として３人とパックで走りたいね。

Men Youth

副島達海７戦２勝。高橋翔７戦３勝。柚木伸元５戦１勝。タイトルを争う３人に、昨年のユースU15勝者４戦１勝の野澤瑠を加えた４人による勝負になると思われる。この世代絶対一位の村上裕二郎は不参戦&タイトル外。

達海vs翔は３勝で達海。達海vs伸元は１勝３勝で伸元。伸元vs瑠は１勝２勝で瑠。となると瑠、伸元、達海、翔が戦歴からの予想となる。

Men Masters

全日本に向けたコクサイ闘争の波は過ぎ去り、再びおかしな戦いがクローズアップ。表彰されない総合タイトルもMasters30タイトルもそして妙高レースの勝負も岡本紘幸と品川真寛の戦いが再燃する。富士見での受傷で復活中と言いながら好成績を続ける岡本、差がつく下りが少ない(はず)の妙高で２勝目を目論む品川。台風の影響もあってドロドロになると岡本有利？さてさて楽しみじゃ。

その２人の後は妙高マイスター村田隆。昨シーズン総合王者大橋尚哉。ここのところ調子を上げている田村竜樹、叶英樹、そして、私の期待を裏切ることに執念を燃やす赤坂佳紀。暑さも去って調子を上げるはずの有持真人。富士見で50優勝したあとうまく噛み合わない澤田泰征。そして、50全日本覇者塩見学。誰が来ても驚かないが、うーむ、妙高に強いイメージしかない村田隆に一票としておきます。

あ、矢吹浩一様。同日表彰台。期待していないわけではないですよw サプライズという形で待ってます。

Masters30。おかしな戦いの次、ドラゴン田村とたぬき福王寺一樹は３勝１勝+田村調子上げ気味なのでドラゴンの勝ちでブロンズゲットかな。坊井洋介は２人に絡むところまで調子を上げているか。

Masters40。國井敏夫、吉元健太郎が王滝直後という事もあってかパス。総合であげた大橋尚哉、叶英樹、赤坂佳紀の３名に込山弘光、海口秀幸が絡んでくる展開か。ここは大橋尚。と書くと期待を裏切る赤坂が来ちゃうのかな？(って書いちゃダメ？)

Masters50。いつも春の妙高が初出走となるため、展望時に見逃すことが多い村田隆。だから、いつもトップで帰ってきてあああ忘れてたとなる人。ちゃんと展望で載せるので勝ってくださいw。もちろん全日本王者塩見学も黙っていないだろうし、暑さに弱いという言い訳が出来なくなった有持真人も久々のテッペンを狙うはず。スピードレースになると思われるので驚異の一定ペース澤田泰征は表彰台圏内狙いに留まるか。今シーズン大躍進の澤田雄一も注目。情報筋に依れば、どうやらバイクが近代マシンに変わったらしい。

Masters60。成立せず。

Women Masters

昨年全日本王者の水谷有紀子１人旅。白に赤のジャージを着る権利を得ながら、お披露目することなく一年を過ごすという恥ずかしがり屋さん。もったいない。下りを撮れると良いな。

Women Youth 

中島瞳が2019 Coupe du Japon MTB XCO チャンプを決めて走る。同時走であれば、エリート小林可奈子とまた絡む走りになるかな。それとももう一つ前に絡めるか。太田まどかは王滝100km女子総合五位の勲章ひっさげてのレース。瞳との差を少しずつ詰めていこう。

Men Advance

さて、昇格枠も、ランキング五枠と、CJ-U３戦の六枠、そして、CJ-2連戦の一枠となりました。少なくなったねぇとも言えるが、まだ11人も上がれるとも言える。

まずはアドバンスブロンズコレクター歴代２位４個の向山浩司。それなのにランキング５位からもこぼれ落ちそうという事で、昇格のための参戦。ここが一番の注目ポイント。(ちなみに歴代１位６個はたぬき福王寺大樹)

それを阻止すべく走る(それが目的ではないがw)のが、田沢湖(敢えて全日本と言わない)で３位の橋本青空。私の同僚w元エリート&ロードプロ山西健司。BBQの男子平均年齢を下げるために現れた白馬４位宮崎陸は、昇格後初アドバンスで最後方スタートから向山の次につけた。向山基準で見て侮ってはいけないだろう。朽木４位のもとエリートエシケンこと江下健太郎も一発昇格を狙っているはず。隣県新潟は地元と言っても良い高木倫太郎もランキング五枠争いに飽きて一発昇格を心に秘めている(顔に出ている？)。そして、そのピンクの倫太郎を先週ダリアカップで置き去りにする走りを見せた色川岳宏。

白猿色川は前戦白馬での一発昇格で最後方スタートだが、春の妙高で勝って良いイメージを持っていることもあり、来るかな。

あとは……妄想できませぬw。

Men Challenge

今シーズン一桁完走者がことごとく出てこない。ので、難しいけど、初出走者に見たことのない名前が無いだけ少し楽か。

一里野６位の金井仁がそろそろ来そう。妙高６、７位の菅野将志、根津寛人。春妙高３位の川端誠司。そして、田沢湖９位の色川耕市、が表彰台に絡む走りになると思われる。

金井仁、川端誠司、色川耕市としておく。色川家親子ダブル表彰台を飾ってもらおうか。

ふぅ。

明日お泊まりだけど、台風が心配だな。