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全日本MTB選手権 2019 観戦記 その3 [MTB観戦]

全日本MTB選手権2019 観戦記 その3
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昨年の田沢湖は泊まりで撮りに行くって決めたのが3日前だったということもあり、近くで宿を押さえられず。雫石にまで戻るという事態になった。なので、今年は少し早めに調達。スキー場から更にちょっと登ったところに有る温泉旅館街。その端っこにあるロッジアイリスという所。全宿泊客が全日本関係者かと思ったが、そうでもなかった。でも、チャリを積んだ車が二台ほど泊まっており、なんとなくほっとするw。車中泊ではなくちゃんとお金を払って泊まるので、しっかり温泉は堪能させていただいた。
なぜ車中泊じゃないのか。
それは、パソコン拡げてSDからHDDに画像を移動させたり、バッテリーの充電したりと、翌日の撮影に備えて100Vコンセントとそこそこの大スペースを必要とするから。これを公共のスペースでやったらひんしゅくモノだよね。それとWiFi。これがあると余裕でFBに画像をアップするという作業も出来る。あと、今回は直前まで筆が進まなかった展望をそこで書き上げることになったw。
つまり、DH,XCと連続で撮影のある時はしっかり泊まるのがパターンとなりました。なので、次の宿泊撮影は妙高かな。
XC当日は、前日同様朝から暑かった。運動量も上がるので、前日比500ミリリットル増の3.5リットルを背負う。アクエリアス1リットル。カルピス。カルピス濃い味。おーいお茶濃い味。ソルティーライチx2。結局、エリートまでに3リットル空けてしまい、オフィシャルフィードのお水を一本補給させていただいたw。
Men Challenge / Advance
Advance
1位 信田淳一
2位 太田真
3位 橋本青空
Challenge
1位 渡邉勇大
2位 宮崎陸
3位 色川岳宏
第1レースは、エキシビションレース……は言いすぎか……全日本併催のCJレース。カメラマンいじめの5分差スタートw。今回の撮影プランは、逆行出会い頭撮り。中川さんをはじめ、マウンテンバイク界を代表するカメラマンが勢揃いしているので、良い場所での良い感じの絵はお任せ。だから、できるだけ早くスタート地点を離れたかったんだよね〜。
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Advanceのホールショットは山口崇史。はい。失礼ながら驚きましたw。おーーいけーーと送り出す。5分後のChallengeは渡邉勇大が下松仁を引き連れて折り返してくる。昨年は張り付いたスタートからのジャンピングスポットや1周目はパスするロックセクションは絶対誰かが撮っているはず、ということで私はフィードを目指して最後のシングルへショートカット。1周のタイムが読めないのでシングルで待ったが、待ち時間を考えたらもしかしたらその先のシングルまでいけたのかもしれない。
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アドバンストップで現れたのは信田淳一。いつもとジャージが違うので、誰か分からずw、通り過ぎた人の消去法で、ああっ、とあとで記憶が整合されたw。オレンジ橘信基、安曇野橋本青空、ピンクの高木倫太郎、カメラマンいじめの黒太田真が続く。待ち時間が長かった割りには、良い感じの絵で待ち受けられず少し落ち込むが、逆進出会い頭はそういう事を引きずっていると負のスパイラルに陥るので開き直る。ふぅ。
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チャレンジはトンネルで待ち受けになった。マーシャルはいないよね〜wで、邪魔にならない側をさささっと抜ける。ま、最後のシングル含めここを通った人はあまり居なかっただろうな。白黒スペシャの渡邉勇大、BBQの若者宮崎陸、白猿の色川岳宏が抜け出て、その後を早瀨憲太郎が追いかける。渡邉は今年富士見6位からの参戦、過去に似た名前(邉→辺)の人が八幡浜Men Sportsに1度参戦しているが、同一人物だろうか。
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トンネルしたのシングルのぐっと登る入り口。昨年はそこに向けて上から降りてきていた。が、今年は広大に広がる芝エリアから登ってくる。5分差走であっても逆行出会い頭撮りであれば、2周目のフィードに登ってくるところを捉まえられることが分かる。エリートになると時間的猶予はなくなるが、最後のレースは踏ん張るのみ。暑い日のフィードは水玉いっぱい。キラキラ光る水玉は撮るだけで絵になる。2周目でここが撮れるのが分かったのは収穫だった。
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Advanceのトップ争いは、黒いウエアの信田と太田が抜け出て、その2人を安曇野ジャージ青空が追いかける。3人に絞られた。信田は一里野で飛び出したが失速、というレースをしてしまった反省もあってか、粘り強い走りを見せる。太田も昨シーズン妙高で優勝してのAdvance昇格で、早いうちから昇格候補に挙げているのに踏みとどまってきた。後続との間隔は空いているので表彰台枠はこの3人で埋まった。
67308585_2672242586335815_1741963642049396736_o.jpgフィード失敗後のエアー掛水ww
Challengeは渡邉、宮崎、色川が抜け出しているのは変わらずだが、お互いの間隔は開いており、トラブルが無い限り表彰台も決定に見えた。3人を追いかける役目は早瀨憲太郎が1つ順位を落とし、目玉ジャージの小曽根誠に変わっていた。チャレンジは2周回なので撮影はこれで終了。予想通り表彰台はこの3人で決定となった。注目は5位に入った尾形尚紀。1人乗り方が違うんだよね〜。骨盤が立たない乗り方というのだろうか。サドルが低めなのかな。撮ってて1人走っている空気が違うw。後方スタートから淡々と追い上げてきた。記録を見ると1周目8位から2周目で5位まで上げてきている。また、出場するようであれば何が違うのか絵に残したいな。
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Advanceはもう1周回。フィードから更に下に行くのは諦め、試歩の時に目をつけていた斜面登りの所に移動。斜面登りを捉え、フィードに行く後ろ姿を撮り、戻ってくるところを撮り、ちょっとテクニカルな下りを後ろから撮る。大きく4つのシーンが1カ所から撮れるところ。結果的に有名カメラマン達はこぞってここで斜面登りの良い絵を撮っていたので、嗅覚は正しかったようだw。
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信田は単独トップ。2周目のフィードで信田を交わす勢いだった太田が3位に後退。橋本青空が2位にあげてきていた。どうも太田のペースが安定していないようだが、本人レポートではその辺りのこまい所が読み取れずw。1度は信田に追いついたが、そのままトップ争いを続けられなかった理由が見えると読者としては盛り上がれるかな。
信田が安定した走りでそのまま優勝。橋本が登りで足をつってしまいペースを下げ、丁寧な走りを心掛けたという太田が再び2位に上がり、太田は昇格。橋本は取ってはいけないAdvanceの銅メダルを手にした。
1レース遅かったが、信田と太田がエリート昇格。渡邉と宮崎はアドバンス昇格。自動昇格じゃないからね。ちゃんと自己申告するのじゃぞ。
Men Junior / Youth / Masters
Junior
1位 松本一成
2位 山口創平
3位 野澤蓮
Youth
1位 村上裕二郎
2位 野澤瑠
3位 瀬戸口瑛
Masters
1位 山本和弘
2位 斎藤朋寛
3位 品川真寛
Masters30
1位 山本和弘
2位 品川真寛
3位 岡本紘幸
Masters40
1位 斎藤朋寛
2位 國井敏夫
3位 吉元健太郎
Masters50
1位 塩見学
2位 澤田雄一
3位 澤田泰征
Masters60
1位 榎本真
2位 平野拡稔
暑くてもう第1レースだけでバテバテ。それでもレースは進んでいくw。レースの間隔は比較的空いているスケジュールなので、バテていてもちゃんとスタートまでに戻れる。それだけが救いだった。
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Juniorスタートは、やはりマスクマンを突き放した松本一成がホールショットを決める。野澤蓮、山口創平、高本亮太、中島渉が団子で一成を追う。
Youthは、柚木伸元が飛び出し、それを野澤瑠、小西蒼希、大本命村上裕二郎が追いかける。
Mastersは、ピッコロ國井敏夫、野人吉元健太郎、巨人斎藤朋寛が引っ張って折り返していく。こくさい闘争に野人が割って入った形だ。
Junior →3分→ Youth →3分→ Masters
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Advance/Challengeの5分よりも間隔が長い。スタートを撮ってシングルに移動した場合Advanceの先頭より、Juniorの先頭の方が圧倒的に速いはず。急ぎ気味に歩いて最後のシングルにたどり着くが、一成はその私の対応をはるかに上回るペースで登ってきた。絵を作っている間はなく、転けるの覚悟でシングルに横から突入して記録程度の絵を残す。一成のペースの読みが甘過ぎである。反省。
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創平、渉、北林仁、蓮、亮太、岡山優太、杉山南。それぞれにキャラがたってきているので、目から入る情報を咀嚼する必要なく撮っていてもレースが楽しめる。競技モノはやはり選手の名前(というかキャラ)が抵抗なく認識出来ると入りやすい。展望を読んでからレースを見るとちょっと面白く見られる理由は、そこにあったりすると思ってるのだ。
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エリートの上位と遜色ないスピードでレースを展開するJunior軍団に続いてくるのは、3分後スタートのYouth。成長著しい裕二郎が抜けだし、それを昨年のJOC U15チャンプ瑠、ロードでもしのぎを削る瀬戸口瑛が追いかける。一里野優勝伸元、吉無田2位楠皓雅、Youth一年生で3位2回高橋翔……Youth世代もキャラを確立しつつあるね。あ、副島達海の調子が上がらず(レポートもあがらず)何があった?
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更に3分後スタートのMasters。きました。砲出山本和弘。
UCIチーム登録者と出場カテゴリに関するルールとの兼ね合いで、二転三転した問題はなんかグレーな感じで、カズがMastersに出ることで決着。特にアナウンスなし。だったら、私が関係者からこそこそ聞いて、ある筋からの情報として問題ない程度にリークするのが良いのだろうか。私以外にモヤモヤしている人居ます?
ま、和弘はそんな問題吹き飛ばすぶっちぎり方で登ってくる。現役の自転車選手としては数年のプランクがあったが、身体も良くしまっていてアスリートとしてしっかりレースの現場に戻ってきてくれた。Lefty売り込み隊長として完全復帰を望む。
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追いかけるのは巨人斎藤、品川真寛、そして、負傷で足が曲がらないという岡本紘幸。本人はベストじゃないから悔しそうに語るが、端から見ればやはり嘘つきレベルの快走である。少し間隔を置いて吉元が続き、國井はホールショットから6位に落ちる。M30、和弘、品川、岡本の一角を崩すべく気を吐く田村竜樹、M50連覇に挑む有持真人、吉元、國井から後れを取ってしまった大橋尚哉、その後ろをがっつりの登りがなくてこのコースに向いている?塩見学が虎視眈々と有持の背中を見つめて登っていく。羽鳥和重、浅井秀樹のM50組も暑いのが苦手なディフェンディングチャンピオン有持を追いかける。M50だけ抜いたらめちゃくちゃ熱いゾーンだ。
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トンネル下のシングル出口で榎本真、平野拡稔に出会う。M60の2人。ばちばちな位置関係ではないが、暑い環境で熱い走りをしている。とにかく無事にゴールにたどり着いて欲しいと思って応援撮影!!
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さて、2周目はフィードでと思って移動を始めるが、一成のペースは想定を更に超え、マスターズの最後尾と間隔を置かずに現れる。あんたは速すぎw。出会い頭撮りは基本的に一番の人がうまく行かない。ごめんね。しかも、その失意で沈む私を責めるかのように創平が襲いかかり、通り過ぎていく。一成も速いが創平も仕上がっている。これこそ全日本のピリピリ感。
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そして仁がくる。よくよく考えると彼が得意とする妙高のコースと特徴が似ていなくもない。フルメンバーだといつも表彰台組の次に居る選手が圏内を走るとワクワクする。渉、蓮、優太……亮太が来ない。ああ、もしかして昨日フレーム折ってたなぁと言うのが記憶をよぎる。走っているのだからなんとか調達したのだろうと思っていたが、どうも借り物をそのままのポジションで走らせていたらしい。さすがに勝負にならないよね。
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ユースは上位は順位を入れ替えることなく通り過ぎる。愛媛裕二郎は強い。そして北海道瑠もしぶとい。瑛、皓雅の九州コンビは、吉無田1,2、八幡浜4,5、そしてここでは3,4位と、拮抗した力を見せる。本州組頑張らないとね。三重伸元、大阪達海、東京翔、北海道古江昂太……
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三分差の大蛇たちはお互いの尻尾を食い合い始め、ユースが通り過ぎる前にマスターズ和弘が来る。こういう状態になったら定点撮りにすると動けなくなる。全員撮りを命題にしているど素人カメラマンには逆行出会い頭撮りは正解だ。しかし、エリートでも十番前後で走れるようなメンツが揃うマスターズ上位を復帰戦でぶっちぎる。マスターズで優勝することを弟に課せられて?走ると決めたのだからやはり並々ならぬ決意があったのだろう。
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後方ではタイ人?田村が上位をキープ。50代の争いで塩見が有持を交わしていたり、東北圏人叶英樹が少しずつポジションを巻き返していたり、澤田雄一がいつもとは違う位置に上がってきていたり、同じ澤田姓の澤田泰征が驚異の一定ペースで後方から追い上げてきていたり、マスターズ単独レースでそれぞれの順位変動を把握しながら観戦したいと思うほどに、いつもと違う空気の中で面白いレースが行われていた。有持が暑さに弱いというのは本当だったらしい。
結局、長い隊列になったこのレースは3周目でもフィードで先頭を捉えられず、速すぎる一成を良いところで捉える事は出来なかった。ま、彼には他のプロカメラマン達が良い絵を渡してくれていると信じるしかない。全員撮り素人カメラマンと長蛇の列になるレースでの宿命だな。
さすがに、マスターズの年代別順位まできっちりと把握して観戦は出来なかったが、いつもとは違うポジションでレースを展開している選手を見ると、ドキドキワクワク、そして、この大会に掛けてきた思いが見えて面白いね。
つづく。


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Delila

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time and energy to put thiѕ shoгt aryicle together.
I once аɡyain find myself spending way too much time both reading and posting comments.
Buut soo what, it wɑs still worth іt!
by Delila (2019-08-03 11:21) 

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