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全日本MTB選手権 2019 展望 その3 [MTB]

全日本MTB選手権2019 展望 その3
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かくぞぉ

Men Masters
おかしな戦いが、こくさい闘争に変化した富士見。それから3週間間が空いてどうなるか。
今年からMasters50にあがった竹谷賢二は、Masters50 10連覇の権利を放棄w。ここ数年、富士見での全日本を湧かせた品川真寛vs竹谷賢二の戦いは今年は実現せず。
その品川vs竹谷に割り込もうと気を吐いていた巨人斎藤朋寛は、年々2人との距離を縮めてきて、雨の富士見で品川の前に出た。そして、昨年、エリートから鞍替えしてきた國井敏夫は怪我で戦線離脱、今年に入って復調し、あの王滝で3位、そして、先日の富士見ではマスターズ初優勝を決めた。そして、今年からマスターズ参戦の岡本紘幸は無敵の品川を向こうに吉無田、朽木、一里野と3勝。そこに、あの……だったのだが、残念。
ただ、岡本は富士見で負傷。それもかなりの深手だったようで、走れるもののトップ争いは無理ということのようだ。ま、チャリ乗りの言う謙遜方向の言葉は信じちゃいけないというのがこの界隈の定説なので、ただのダメだった時の言い訳だと思うことにしようか。
なので、富士見優勝の國井、2位の巨人斎藤、八幡浜優勝の品川の3人のがちな戦いになる、というのが素直な妄想になる。3人が一緒に走った富士見で、品川はディレーラーを破壊しDNFなので、2人とのまともな比較は出来ていない。激坂ありのドライ八幡浜で勝ち、雨の吉無田、雨の一里野、雨の富士見で無敵品川の看板を下ろすことになったという事実を踏まえると、今回も天候と激坂の存在が鍵になるのかもしれない。となると、激坂が姿を消し、雨は降らないかもしれないがぬたぬたが残ると見て、國井の完全復活、斎藤の追い込み度を加味すると、國井、斎藤、品川……かな。
その後ろの戦いは、酒居良和をはじめ有力選手がちょこちょこと欠けているので、ちょっと眺めて考察。前回富士見がヌタヌタ過ぎて、本来の力以外のファクター(メカトラ、フラットタイヤ、転倒)で順位を上下しているのでまったく参考にならないね。
ギアの使い方を覚えた野人吉元健太郎が、一つ抜け出した感がある。前の3人に絡む走りに繋がるかだね。昨年白馬優勝、王滝8位、妙高優勝の石川正道はその前か、更にその前の産にんにくって掛かるか。'18CJ総合チャンプ大橋尚哉、酒居という最大のライバルがいないことがどちらに働くか有持真人の2人が吉元と石川を追う展開か。
難しい環境を味方に付ける脅威の一定ペース澤田泰征。大きな身体をパワーで引きあげるBBQ塩見学も調子を上げている。風になびく攻めの走りがモットーの浅井秀樹。下りだけは任せてのタイ人?田村竜樹。下りというと竹田佳行も遊んでるよね。観ていて楽しい。東北の意地で'17田沢湖優勝の叶英樹がぐいっと調子を強引に上げてくるかも、あと、本音を言うチャリ乗りだったとしたらこの辺りに負傷岡本が入ってくるはずである。……くらいかな。
Masters30 品川、岡本、田村、たぬき福王寺一樹かな。古庄勇輝、坊井洋介は絡む走りが出来るはずだが、今年の調子が見えない。岡本がチャリ乗りなのに本音を言うという特異な人であれば、田村とたぬきが1つずつ上がる。
Masters40 國井、巨人斎藤に吉元、石川の戦いかな。文明の力を覚えた野人に一票入れておきますか。あ、みなさん投票は済ませましたか。私は水曜日に済ませました。
Masters50 有持、澤田、塩見に浅井が食い込んでくるか。竹谷の不参戦により2年連続チャンプジャージを着る機会を得た有持が万全の走りを見せるはず。
Masters60 初のオバカンナショナルジャージに袖を通すのは誰なのか。という戦いに一番の有力候補、橋本寛二の名前はない。そして、奥村憲央も。平野拡稔と榎本真が争う。2人が一緒に走ったレースはない。さて、どっちが前を行くか。今までの参戦数で平野拡稔を推しておきますか。
第三レースは、女子。ジュニアとユースが12:00。エリートとU23とマスターズが12:02。
本来ならエリートからとなるが、トップ予想となるとユースからとなる。なぜなら、昨年の全日本でトップタイムでフィニッシュしたのはユース渡部春雅だからだ(ユースの周回数で)。高2の早生まれなのでUCI年齢は16歳扱いで今年もユースになる。昨年の全日本は、ジュニアの3人娘、小林あか里、松本璃奈、川口うららが圧倒的な別次元の速さで女子のトップを争うと、誰もが思っていた。そんな予想をスカッと裏切って、3人の前を颯爽と走ったのが春雅だった。よって、今年もそんな展開になるはずなので、エリート、ジュニアを差し置いて、ユースが最初の話題になるわけだ。
渡部春雅は堅いとして、ユースのライバルは言わずとしれた846中島瞳。付けるところまでついていって玉砕するか、ペースをしっかり作って春雅との差を冷静に見つめるか。どっちの考えでも瞳らしいと思える。ま、某TVによれば戦略は考えずに望むということなので、気持ちが乗れば前者で行ってしまうのだろうw
同時走のジュニア小林あか里は前年富士見で渡部春雅を追いかけた。勝ち気のあか里にとって自分より年少者に前を走られることは悔しかっただろう。今年は海外で武者修行。海外のレースで強豪と渡り合って、急激な成長を遂げているはず。簡単に春雅を前に出させはしないだろう。1周目からこの二人のつばぜり合いから目を離せないに違いない。
2分後出走のエリートU23も目が離せない。
2018CXチャンプであり成長曲線の右肩上がり傾向が止まらないU23松本璃奈。2018XC、2017CXチャンプでもあるミポリンこと今井美穂。今年はまだ二人一緒に走ってはいないが、ワールドカップU23で最後尾スタートから25位フィニッシュで1ポイントを稼いだ璃奈が、前に居る様に見える。
久々出走の2年連続アジアチャンプ川口うらら。大学進学して以降、チャリレースでは音沙汰のない彼女。このレースに何を思うのか。そして、何を見せてくれるのか。ファンとしては満面笑顔でのぶっちぎりの優勝が見たいね。
24年前の田沢湖で優勝、そして、田沢湖復活からの2連覇。生涯現役の小林可奈子。妙高、富士見の走りを見る限り、全日本のタイトルを獲った時までの状態にはなっていないと見えたが、この3週間でどこまで合わせ込んできたか。
そして、末政実緒。復帰のタイミングで骨折。一年遅れの復活で一戦一戦調子を上げてきている。何と言っても全日本DH&XCダブル優勝の2連覇を成し遂げた人だ。全日本に合わせ込んできていると考えれば、テッぺンとっても不思議ではない。
優勝しても棚ぼただと自分を卑下し続ける橋口陽子も思うところがあるはず。ミポリン、可奈子、実緒の一角を崩して表彰台に上がること。自分の強みを活かして淡々と前を追いつめよう。
やっとレースをまとめられるようになってきたドロワー佐藤寿美。まずは、陽子と同じくエリート3人の一角を崩すことが目標になるだろう。その領域に達することが出来れば、あとはフィジカルの向上とともにペースを上げていくだけだ。
U23は璃奈、うららが上がってきて、璃奈がテッペンに立つのは堅い。うららの調子次第だが、昨年のペースを刻むのであれば2位。その次の表彰台枠を寿美と競うのがBBQおじさん軍団のアイドル矢吹優夏。おっとり系の顔立ちに似合わず勝ち気な走りを見せ、八幡浜では末政実緒と競い、妙高は可奈子を下しての優勝。実績は申し分ない。アルバムの写真でいいね!はつかないがアクセス数だけはぐんぐん伸びる優夏。隠れファンが少なくない証左。期待している人は多いぞ。
昨年U23チャンプの山田夕貴は学生生活との両立をはかり来年に向けて頑張る、とのことだが、これもチャリ乗りを信じてはならぬの法則を当てはめても良いよね。U23表彰台争いを期待する。
マスターズも熱いぞ。
昨年チャンプの水谷有紀子が不参戦。空いた枠を辻瑞穂、綾野桂子、斉藤佳寿実で争う。3人とも走ったレースがかぶっていないので読みにくいが、ここは綾野桂子がくるだろうか。
あ、ユースで綾野尋の名前を出すの忘れてた……。
もう、eMTBレースが始まっちゃいますが、つづきます。


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