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2020東京への道 20190710 [MTB]

MTB XCOの選考に向けての争いが始まっている。

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五輪の選考には2つの争いがある。それは、出場枠を勝ち取りに行く世界との争いであり、もう一つは、獲得した枠に誰が選考されるかという国内での争いである。


前者の出場枠の争いは実質終わっている。今回は開催国枠で一枠が決まっていることが影響している。最大三枠確保できるものの、三枠取るには国別ランキングで3位に、二枠取るには7位に入らなければならないのだ。今まで20位前後がやっとの日本。実質無理でしょ。今後、開催国枠以外に、ランキング枠、大陸枠、選手権枠になる事もあるんだけど、どれになっても開催国枠は手放さなければならないので、一枠は変わらない。


なので、注目はその一枠を巡って誰が五輪に出るのかに移っている。


今の状況はどうなのか。



参加基準(1)(2)(3)(4)とあるけど、(1)は2020年中に19歳以上ってくらい知っときゃ良い。男子で言えば山口創平、女子で言えば小林あか里以上の年齢であれば良いってこと。


参加基準(2)は、世界選手権、ワールドカップ、大陸選手権、HCのレースでトップと同一周回で走れた人。


ここで問題なのはU23とジュニアの選手。五輪のトップはエリートだと考えると、エリートのトップと一緒の周回数って考えるのが普通。U23、ジュニアでトップと同一周回ではダメだろう。だとすると、世界選手権、ワールドカップ、大陸選手権ではU23はU23で走るがマスト(ワールドカップではランキング上位であればエリートも可)なので、HCでしかエリートを走れない。ジュニアに至ってはその権利さえない。チョッチ不利だよね。

これを満たしているのは、現時点、山本幸平のみ。
今後、2020年5月27日までに(2)を満たす可能性を考えると
世界選手権とワールドカップで同一周回完走が出来るのは実績的に幸平のみなので無理。
大陸選手権は、中国が秘密兵器を投入してこない限りにおいては、出れば同一周回完走が可能だと思われる。
残りのHCは、2019年で言うと、年間9レースであり、すでに8レース消化済み。今年5月以前で7レース開催されていることを考えると、2020年5月までに残りだいたい10レース程度が残っていることになる。ただ、HCはアジア内の戦いよりレベルは高く、アメリカの2戦以外はワールドカップ一桁常連が走るので、幸平以外が基準を満たすのはきびしい。可能性としてだが、八幡浜が来年C1からHCになるというのがありうるのであればドラマを作り出すことになる。これが実現すれば、U23だけでなく現ジュニアの選手もU23になっており、5月の最終戦で(2)の条件を満たすことが可能になるからだ。ま、可能性の話しね。
ま、普通に考えれば、アジア大陸選手権に選ばれることが、幸平以外の選手が基準を満たす一筋の光となる。(昨年のアジア選手権は2018年5月前半での開催であるためカウントされず)
で、7/28に開催されるアジア選手権で(2)を満たす選手が複数出てきた時、
参加基準(3)の2019/5/28-2020/5/27でのUCI国内ランキングの勝負となる。
山本幸平 119P
沢田時 82P
竹内遼 66P    (U23)
平野星矢 65P
松本佑太 60P   (U23)
北林力 35P    (U23)
平林安里 28P    (U23)
前田公平 10P
村上功太郎 4P    (U23)
神永真一 2P    (U23)
上野蓮 1P    (U23)
(2019/07/09時点 2019/5/28からのUCIポイント積算)
先週まで幸平は49P。週末をまたいだステージレース(SC2)2位に入って70P獲得で、一気にトップに躍り出た。今週末のワールドカップには誰も出ないので、全日本までこのまま変わらずかな。
全日本は1位 100p - 90p -70p - 60p - 50p - 40p - 30p - 20p - 10p - 5p
U23 1位 50p - 35p - 25p - 15p - 5p
さらに1週間後に開催されるアジア選手権の1位は150p - 120p - 100p -.....  U23 75p - 55p - 45p....
8月までの2レースで2連勝するとかなり五輪を手元に引き寄せることになる。五輪に行くことを本気で考えている選手は、ここに照準を当てているはずだ。エリートなら2連勝で250p、U23でも125pは大きいからね。
しっかしいったいアジア選手権は誰が行くんだ〜〜〜〜
選考方法がグレーなことが話題になる昨今、なぜ、わざわざグレーにするのだろう。UCIポイントを参考にするとか八幡浜の結果を参考にするとか、事前(少なくとも半年前)に言っておけば、見えざる力で決まったとヤユされずに済むのになぁ。
特に女子はミポリンが充分な競争力がある事を八幡浜で見せているし、ポイントも国内1位。アジア選手権に派遣しない理由が無いよな。そうするとミポリンがただ1人(2)の条件を満たすことになって、うらら、璃奈、あか里がHCレースでの(2)の条件を満たさなければミポリンの五輪が決定するってなる。見えざる所でのお話はどういう粗筋を描いているのだろうね。
と、いろいろモヤモヤすることを書いていますが、私はこうやって書くだけで、JCFなどにアクションは起こしません。裏を知っていそうな人にも何も聞いていません(聞いていても言いません)。一般人が容易に知りうる情報をベースにモノを語っています。なぜなら、私は利害関係の当事者ではないからです。当事者の方々が、しっかりとルールを理解し不明な点を明確にし、未来に禍根を残さぬよう行動されることを期待します。

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