CJ MTB 2019 6/23 妙高 観戦記 その2

Coupe du Japon MTB 2019 CJ-2 妙高 観戦記 その2

今週末に向けていろいろあって、いろいろ気持ちがテンパっております。

Men Advance

１位　圓山 浩晃

２位　山田 憲司

３位　菊地 省吾

まずは、菊地省吾が前橋XCCで受傷した後、一里野をパスしてこの妙高で復帰。おかえりなさい。しかも、力強い走りで3位。よろしゅうございます。岡部さんも一安心かな^^

CJ-2で昇格の掛からない大会。今シーズンCJ-2最後なので２勝で昇格というのもない。ランキングによる昇格のためのポイント獲得が主となる。１位75P。11位完走すれば24Pが手にはいる。これをどう捉えるか。個人的には１位はそのままで良いから10位のポイントを+10P位した方が参加する旨味が出てくると思われるがどうだろう。

おおお。スタートは朽木聡がホールショット。連休明けからの職場内大移動で私から僅か20mほどの距離の所で毎日難しい顔をしている男がホールショット。ちょっと目が覚めたw。ちなみに くつき ではなく くちき である。

フィード前登りに戻ってくると、今度はスワコ山田憲司が前を引く。ふだんトップに飛び出てくることのない選手がガシガシ登っていくのを見るのは新鮮な気持ちになる。前戦一里野で昇格を決めた圓山(まるやま)浩晃がアドバンス初戦にして二番手。朽木は踏ん張り、優勝候補にあげた太田真、そして調子を上げている國吉正紀、そして、怪我から復帰の菊地省吾が団子で続く。

２周目第４シングルで太田が２位に上がり、来たかと思ったがそこから失速。圓山が再度太田の前に出ると、トップを引っ張っていた山田を交わして３周目の直登を先頭で登っていくのが見えた。そのまま順位を入れ替えることなくゴール。圓山はアドバンス初戦にして優勝を決めた。

山田は圓山に交わされはしたもののタレることなく２位。怪我から復帰の菊地は力強くペースを刻んで３位登壇、國吉も復調の流れを切らさず４位。ホールショットが輝いた朽木が５位。早くエリートに戻ってクボシンとのエリート最多出場数争い戻るべき橘田淳一郎が粘りの走りで６位。太田はぬたぬたハイスピードコースに苦しんで７位に沈む。もう少しでくるかなと思ったがやはり環境に苦しんだか山崎雅典が８位。久々のニポポ佐藤淳が９位。最近女子との混走で中島瞳と絡むことが多く、「あっ違った」という発言を私に強いる846木下聡之が10位。そして、最後尾を世田仁がまとめた。

Women Elite/Yuoth/Masters

Elite

１位　矢吹優夏

２位　小林可奈子

３位　真川好美

Youth

１位　中島瞳

２位　太田まどか

Masters

１位　綾野桂子

全部で６人。でも、小林可奈子の今シーズン初出走。その可奈子とユース中島瞳と新星矢吹優夏との戦い。Masters全日本チャンプを狙う綾野桂子の調子は如何に。。。などなど見所は人数ほどには少なくない。

可奈子は昨年の田沢湖ほどには絞れていなかったので、まだ本調子ではないかと思った。ここ数年これでもかって言うくらいいろんな苦境に立たされて、それでもレースを楽しみたいといって私達の前で走ってくれるオリンピアン。折り合いを付けてトップを走り続けて欲しいなと思う。

レースはいつもの様に中島瞳の猛烈ダッシュが決まる。高速下りを戻ってきたときには、後ろをかなり離していた。可奈子、太田まどか、矢吹優夏、綾野桂子、真川好美の順で下っていく。

フィード前登りで異変。瞳のペースが思いの外上がらない、更にそれに可奈子がついて行けない、それだけだったら芝の路面が更に重くなったのかという解釈も出来たが、その横を颯爽と優夏が走り抜け、直登のストレート部分で優夏が３位の位置からトップに一気に躍り出る。今日は優夏の日だなと誰もが思っただろう。

優夏は更にぐいぐいと後続を引き離し、13分前後の一定ペースを刻んでゴール。ヌタヌタコースで自分との戦いも制して妙高２勝目。エリートとして二つ目の金メダルを手にした。レース時間52分6秒99。奇しくも父上矢吹浩一のタイム52分13秒59。２人は時間を超えてランデブー走行をしていたと言うこと？w 

調子の上がらなかった瞳は前回まで負けていない優夏の後塵を拝する(あの状況では埃はたたないか……)ことになり悔しい二番手ゴール。優夏の+1分ペースは明らかに何か問題を抱えていたよね。一喜一憂することなく次戦、渡部春雅との戦いに気持ちを切り替えよう。

可奈子もペースの乱れも大きく、まだいろいろな要素をコントロールできる領域に達していない。瞳に追いつくことなくエリート２位でゴール。これまでの経験を活かして、富士見でレース感覚を再調整し、田沢湖での全日本に向けて'今'できる限りの調子を取り戻して欲しいと思う。

好美は２周目まで可奈子を射程圏に収めて走行。３周目でぐいっと離されたがもしかして可奈子の前を走ることもあるのか？と、レースとしては面白く見させていただきました。

太田まどかはまだまだ絶対的なスピードが足りないが、一定ラップを刻む強いハートを持っている。スキルやフィジカルの上昇と共にスピードが上がればその心は武器になると思う。がんばじゃ。

Men Junior

１位　高本亮太

２位　北林仁

３位　杉山南

高本亮太が、終始、同時スタートのエリート藤木雄大、戸谷亮司と絡む走りを見せ、堂々のジュニアぶっちぎり優勝。U23までまだ１年ある状況でここまではしれたのだから自信になっただろう。

本来、亮太と競うはずだった中島渉は最初こそエリートトップ快走の平林安里に食らいついて走っていたものの、妹瞳と同様にペースが上がらず最終的にはDNFという結果となった。兄妹ふたりともとなるとさすがに何か食事などを疑ってしまうね。体調管理、大事な大会で同じ事にならないようPDCA回しましょう。

北林仁と杉山南は順位を入れ替えて走るバチバチのチーム内抗争を繰り広げた。コースのあちこちでいろいろなドラマがあったと思うが、それは本人達のレポートに頼るとして、どっちが勝ってもおかしくない攻防の末、仁が抜け出て勝利。２位仁３位南が確定した。

丸山樹もジュニア最後尾とはいえ、同時スタートの田淵昂や合田正之らと競い合う位置でレースを展開。ポテンシャルの高さを見せて４位。最後尾でもエリート同一周回完走レベルなのだからジュニアのれべるは高いね。

Men Elie

１位　平林安里

２位　藤木雄大

３位　戸谷亮司

ぶちぎりで勝つ人がぶっちぎりで勝つべくしてぶっちぎりで勝つ。平林安里は期待を裏切らない。レース後半は本降りの雨になり、コース状況が大きく変わる難しい状況ながら危なげなくまとめた。

そして、２位は藤木雄大。今シーズンなかなか抜け出せず期待される順位に届かないレースを続けていた男が、２位を期待されてしっかり２位に食い込んだ。レース前の会話にもまだ有り余る自信を見せられない彼だが、このレースで何かを掴んでくれたら良いな。食い気味に勝ちますよと言ってくる雄大に早く戻るべし！！

昨年は出産を見届けて当日入りでの３位登壇。今回はお子様の日曜参観ブッチしてきた亮二。その対価として獲らなければならない安里に次ぐ２位を雄大に阻まれ、２年連続の３位。こうなったら、来年も日曜参観ブッチして３年連続狙いますかねw

展望通り上位３位は決定したが、４位以降は団子。

岩井商会のキン肉マン藤川正人、エリート最後の不思議な人(会っていると思うが本人と認識して挨拶できていない人)小林聖。引退会見すっ飛ばした田淵昂。予想より三番手ほど下に入った3up.合田正之。どんどん上位に上がってきたサガミ田邊昌宏。会社の廊下で会う方が違和感高いw佐復真人。内部抗争に敗れた岩井商会の僧侶吉水統威。会場入りの早さならシリーズチャンプの大橋優。エリート165戦目クボシンこと久保伸次。同姓同名問題に悩まされる緑の鈴木謙太。入れ替え出走して気がつく人は居るだろうかたぬきの福王寺大樹。ゼッケン9なのに15位に沈むPAX霜山誠一。さらに！ゼッケン5なのに16位に沈み込むPAX石黒大樹。ここまで同一周回完走。80%がなかったというのはあるけど、おめでとうございます。

ま、あと4人なので、-1Lap、寒いのは苦手と良い、チャリ乗りなのにそれが本当だった小林優斗、ゼッケン17なのに18位、PAXシリーズ最後を飾る鈴木禄徳、最終登りでゴリーゴリーと温かい声援に包まれたヒノ中山誠司。鮮やかなウエアで誰？となった元YRT長野大学橋本嶺登はDNF。

おつかれさまでした。

雨が降ったからの62分レースとなったが、やはり短い。あと10分あれば第４撮って、第３か第１撮って、３周目の頂上で撮って全員撮り終了。そこから逆進出会い頭撮りで階段まで行き、ジャンプスポットまで戻るが出来る。以前は全て逆進撮りだったからまわれてたんだよなぁ。それだと運の悪い人は全く写らないという事もあったので、定点撮影はマストに切り替えたが、そうなるとやはり60分は短いなぁ。ということで階段の写真が欲しい人、ご容赦ください。

カメラは最後の本降りで一瞬でレンズが曇り、近距離17-50mmがアウト。そして、表彰会場ではこんどは温かい環境で70-200mmがアウト。が暖かくなったおかげで17-50mmが復活。なんとか最後の表紙様式を撮影することは出来た。ただいま絶賛乾燥中〜。