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CJ MTB 2019 6/8,9 前橋 観戦記 その2 [MTB観戦]

Coupe du Japon MTB 2019 前橋 観戦記 その2
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そう言えば、今回Day1のXCE TT途中でいったん中止。コース一部変更してTTをやり直すことになったんだった。特記事項だから書いておかないと。
理由は、2人、同じところで前転落下したから。テーブルトップの上で背負い投げ状態になって下まで落下だから、見た瞬間にただでは済まないと思う事故だ。二回とも別の人を撮っていて、視界には入っていたがそのシーンを収めることは出来なかった。
1人は首を固定して救急車で搬送。1人は救急車には乗らずにいたが、結果、骨2本やらなんやら大変だったらしい。コース外に出られればそのまま継続ということもあり得たが、二人目の人はコース上に横たわったまま動けなかったので中断を余儀なくされる事になった。
その後、すぐにそのテーブルトップを閉鎖してコース変更。TTは半数以上終了していたが、やり直しで実施することになった。
思うこと。
スピードの乗るテーブルトップは危険。
本番で気合い一発でスピードが上がるとやっちゃう傾向があるのかな〜。
テーブルトップは全力走行で後輪を浮かさずに走れるようにしましょう。
全力走行での前後上下の体重移動を覚えちゃってくださいね。

Day 2 XCE
Men Elite
1位 澤木 紀雄
2位 松本 佑太
3位 佐藤 誠示
Men Junior
1位 上野 悠佑太
2位 後藤 大地
Men Masters
1位 斎藤 朋寛
2位 浅井 秀樹
3位 叶 英樹
Men Advance
1位 詫間 啓耀
2位 村田 悠歩
3位 森下 奏
Men Challenge
1位 下松 仁
2位 江川 樹一郎
3位 秋元 昌夫
2日目は雨スタート。雨雨雨。
カメラに対するカッパを万全にする。いつもは二台持っての撮影だが、撮らないカメラの方が濡れてしまうことを避けるため、遠くから撮ることが多く、周囲が暗いこともあるので中距離明るいレンズの70-200mmF2.8のSony α77ii1本で臨む。気温が下がる傾向ではないので、レンズは濡らさなければ曇らないはずだ。
TT注目はMasters巨人斎藤朋寛、Elite松本佑太、Masters浅井秀樹の2日目参加組。巨人斎藤はおそらく全日本のスタートで少しでも前から出たい、つまり、品川、竹谷、そして岡本との戦いに備えて点数撮りに来たのだろうね。TT2位は全力か、それとも三味線なのに2位になっちゃったか。必ずしも全力の結果で無い所がTTの結果考察の面白いところ。
全日本4位の松本佑太はTT3位に付け調子の良さを見せ、北海道からの参戦長谷川拡介がその後ろのTT4位。あ、1位は改めて言うまでも無く無敵の王者澤木紀雄でございます。浅井秀樹は霜山誠一、佐藤誠示に次ぐTT7位。2日目のみ参加の面々はまだ余力余り気味なのかもしれない。
Advance/Challenge組
前日同様、詫間啓耀と村田悠歩の2人と成長著しい菊地省吾が引っ張る展開で進む。TTの関係で啓耀と悠歩が同じ山に入ってしまったため、彼らと同じ山に入ってしまった人達は順位的に多少不利な状況になる。それもXCEのトーナメントのあやとなるところ。ただ、リザルトを見る限り、TTの順番通りに人が配置されていないんだよな〜。なぜだろう。
TTクラス1位菊地省吾がトーナメントの一番上。クラス2位の詫間啓耀が下の山の一番上に居るのは良いとして、TTクラス3位の江川樹一郎が一番下から2番目の組に居なければならないのに、その上の組に入っている。それ以降はほとんどバラバラ。村田悠歩はクラス9位だからホントは上の山なんだよね。ズレの規則性もなさげ。今回はTTのあやではなくて、別のあやで啓耀と悠歩が同じ山に入ってしまったのだね。その場で気がつけなくてごめんなさい。
(ま、TTの結果を戦略と考えている選手がいれば、詳細にチェックして気づけたわけだから誰も文句言わないでしょうが……再発防止に努めましょうw)
その「神のみぞ知るあや」の間隙をぬって上位に食い込んだのは下松仁。TT26位(A/C組10位)ながら、チャレンジで1人だけ1/2ファイナルに進んで見せた。また、TT三味線30位(A/C組14位)の森下奏もしっかり1/2に駒を進めている。実はこういうTT三味線タイプがTT上位者を食うことでトーナメントが荒れるのも面白いところなのだよ。今回の犠牲者は谷和人(TT A/C組11位)であり、ピンクの高木倫太郎(TT A/C組5位)である。
スモールファイナルは、ナカザワジム柴田湧がピンク倫太郎を押さえてトップ。ピンク倫太郎は、ビンディングが外れ踏み切れずの2位。どうしても一つラインが踏み超えられない人である。
ビッグファイナルは最初から啓耀と悠歩の一騎打ちの様相。悠歩が先行するが、啓耀はピタリと後ろに付け、林の手前の直線で一気に交わしてトップに。そのままゴールへたどりつき、前日の戦いに続き2連勝。CJ-2 2勝昇格ルールによりエリートへの特別昇格を決めた。全日本の舞台でNESTOを走らせよう!
村田悠歩は前日の痛恨のミスを取り返しての2位。全日本田沢湖を走れるのであればXCEで紀雄と戦いましょう。XCEならアドバンスでもCJではなく「全日本」を走れます!!
Elite/Junior/Masters
戦前の予想では、澤木紀雄、佐藤誠示、上野悠佑太、後藤大地、霜山誠一のトップ5を日曜のみ参加の松本佑太、斎藤朋寛、浅井秀樹がどうかき回すかだった。そして、ほぼ、その通りの結果となりました。唯一崩れたのが、誠一の一角。北海道のカクスケこと長谷川拡介がそこにねじ込んできた。
一番の波乱は、巨人齋藤朋寛のTT2位くらいwで、緊迫した戦いが続くものの番狂わせに繋がるような大きなミスは見当たらなかった。ビッグファイナルは全日本チャンプ澤木紀雄、全日本3位上野悠佑太、全日本4位松本佑太。全日本5位の佐藤誠示。大舞台をしっかり戦った奴らは、こういう場でもしっかり勝ち上がってくると言う事だよね。
スモールファイナルには、Masters40巨人斎藤、Masters 50浅井秀樹、Junior 後藤大地、Elite北海道拡介と暮らす違いの4人が集まる。50の浅井はほんと50なのかな。結果は、受験で今シーズンラストレースの大地が有終の美とばかりにスタートからトップにあがると、そのままトップを譲ること無く引き続けての力強い勝利を飾る。2位には引かれ続けた巨人斎藤が入り、気を吐く浅井を最終セクションで仕留めてカクスケが3位、浅井はさすがに刺し返す事は出来ず4位となる。
ビッグファイナル。XCEレースを締めくくる圧巻のレースであった。
紀雄セルフプロデュースの劇的レースだと思った人もいたに違いない。それくらいドラマチックなレースだった。スタートは悠佑太が出遅れ、BMXセクションに入るときは、佑太、紀雄、誠示、追いついて悠佑太の順。
紀雄が悠佑太をどこで交わすかの展開になるかと思いきや、タイトコーナーで誠示がクリーンにインを刺し、アウトに追い出された紀雄のインを更に悠佑太が突いてなんと紀雄は一つのコーナーで二つポジションを落とし、残り半分以下のところで最下位になってしまう。その前のコーナーの繋ぎがよろしくなかったのもあるが、佑太との勝負ポイントを考えすぎて後ろへの注意を怠ったのかなと思わせる流れだ。誰もがチャンプの敗北ポイントと思っただろう。
が、
スタートで出遅れたものの誠示に続いて紀雄を交わし3位に上がった悠佑太が、今度は林の入り口で誠示のインを突く。その押し出される形で開いた隙間に更に紀雄が突っ込む。遠目には「往年の琢磨アタック」を思い起こさせる距離からのトライに見えたが、林の中で紀雄は一つポジションをあげ、誠示は二つポジションを落としていた。何があったかはそのコーナーに居た人、または本人達に語っていただきましょうw
林から出て一番高いテーブルトップに登るところで紀雄は悠佑太との距離を詰め、そこから北側セクションに入るまでに悠佑太をあっさり交わしてしまう。少し直線があればパワーで行けてしまうのだ。そして、最終ヘアピンでここまでトップを走り続けた悠佑太との距離をぐっと詰め、立ち上がり、一気の踏みでもがく佑太をあっさりと交わしてしまう。
紀雄優勝。
残り半分を切った地点のタイトコーナーで最下位からのトップ奪取を、しかも全日本五指の強豪が顔を揃えるビッグファイナルでやってのける(しかも世界選手権からの帰国直後で体調も崩していると行っていたのに……)あなたは怪物ですな。
一里野の話に持っていきたいけど つづく。


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