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CJ MTB 2019 6/8,9 前橋 観戦記 その1 [MTB観戦]

Coupe du Japon MTB 2019 前橋 観戦記 その1
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天気予報がコロコロ変わり、こりゃ梅雨だなと思ってたら関東梅雨入り。ん?群馬は南東北だっけ。と、うっすら期待して見たが東北南部も梅雨入りしたそうな。
1日目は町内会のお仕事をさっと終わらせて出発。併設レースである2h耐久は間に合ったところだけ撮らせていただいた。まさか、このレースを走っている人が、二日間の可能な限りの全てのレースに出ることになろうとは予想もしなかった。結局あのオレンジな人は、試走を含め、あのコースをいったい何周走ったのだろう。
コースは昨年比で言うと、林の中を走るセクションはコースが多少拡げられて入り口での攻防が出来る設定に。一番高いテーブルトップに続く上下セクションはスルーしてた。全体的に縦の動きを少なく、コース幅は広く取ったイメージ。どんどん平坦レースになっていくなぁといったのが第一印象。
天気は曇りから始まって、なんと2時間耐久終了と同時に雨が……。しかも本降り!慌ててカメラカッパを用意したが、なんとXCEのスタート時には止む。おひおひ。


Day 1 XCE


Men Elite

1位 澤木 紀雄

2位 佐藤 誠示

3位 霜山 誠一

Men Junior

1位 後藤 大地

2位 上野 悠佑太

3位 杉山 南

Men Masters

1位 岡部 智仁

2位 依田 卓也

3位 小口 敦


Men Advance

1位 詫間 啓耀

2位 菊地 省吾

3位 森下 奏

Men Challenge

1位 鈴木 来人

2位 秋元 昌夫

3位 江川 樹一郎


XCEのレースの流れは、まずランキング順に1人ずつ走ってタイム計測。このタイムを元に、トーナメントが組まれ、1位は第一グループ、2位は第四グループ、3位は第三グループ、4位は第二グループ……と場所が決まっているので、順々に決まった場所に割り当てられる。


全日本XCEでは下記のような感じで予選落ちありの形態だったが、

1-4はビッグファイナルのみ。

5 1人予選落ちビッグファイナルのみ。←2018全日本女子はここ

6-8 予選落ち無しで1/2から開催

9-11 予選落ち有りで8名で1/2から

12-16 落ち無しで1/4から

17-23 落ち有りで16名で1/4から←2018全日本男子はここ

24-32 落ち無しで1/8から

33- 落ち有りで32名で1/8から

ということで、最低3名レースになるように予選落ちを設定している。


今回はDNSを覗くと、Elite/Junior/MastersもAdvance/Challengeも18名であったが、3名レースx2 2名レースx6=18名でのトーナメント開始になった。競技者にとってはせっかく来たんだから走りたいというのもあるが、見て居る方からすると2人レースは2人とも勝ち残りのただの消化レース。3名レースをして勝ち上がるのと、2名レースで流してゴールする負荷の差を考えると、競技として微妙な空気も有る。今回のケースは参加者にどんどん走ってもらいたいという大会なのでこの運営で良いと思うが、本来のルールでは2名レースは無い事になっていることも知っておこう。


Advance/Challenge組はAdvance 12名vs Challenge 6名。1回戦の3名レースでChallengeが2名脱落。2回戦で鈴木来人1人を残してChallenge敗退。そりゃ、Advanceが強いよね。


番狂わせを起こした鈴木来人はChallengeにしてChallengeにあらず。TTで7位。XCE全日本8位の後藤大地の前であり、本来ならJuniorでトップを争うべき選手ということ。UCI Cyclo-Cross World Championships 2019 出場者なのだよ。これだけの肩書きがあれば、申請時にJunior(19才以上であればEliteは無理でもAdvanceはいけるはず)で受け付けてくれるのであろうが、どうやらChallengeから出なさいとつっぱねられてしまったようだ。肩書きを前に出さずに申請したのかな?としか思えない措置だが、、、というかJCFの受け付けサイドの人もCXで世界に行った人の名前くらい知っておいてほしいし、逆にJuniorで出るべきと言ってほしいものだ。


トーナメントは戦前の予想通り、詫間啓耀と村田悠歩の2人が引っ張る展開で進む。昨年はチャレンジで4位だった菊地省吾が積極的に前に出るレース運びをしたのが印象に残る。


波乱は1/2ファイナル。村田悠歩がBMXセクション内のタイトターンでトップの鈴木来人をインから刺そうとしてスリップダウン。復帰に手間取り、残り半周を切ったところで2位から最下位転落。必死にもがくが順位は変わらずでスモールファイナルへ。


先に行われるスモールファイナルでは、村田悠歩が余裕の勝利。柴田湧、野嵜英樹、石井基朗が8位までを埋めた。(鈴木来人がビッグファイナルに行ったので、Advanceとしては4-7位が決定した)


ビッグファイナルは、詫間啓耀の圧勝。TTで全体2位なのだからほんらいエリートで走るべき人。次からは本来の舞台で戦いましょう。そして、2位にもジュニアで走るべき鈴木来人が入る。BMXセクション縦の動きやバンクの倒し込みもこなしているし、はやく創平や一成とどう絡むか見てみたいね。3位は成長著しい菊地省吾が終始力強い走りを見せてアドバンス2位。ビッグファイナル4位アドバンス3位はTT25位で三味線弾いた?の森下奏がレース巧者な所を見せた。


そういえば、啓耀がTT2位になり、リザルトのボードの前でチャンプ紀雄や佐藤誠示と談笑していたが、「流したでしょ」「めいっぱいだよ」とお互い微妙な空気で謙遜し合いっこ。チャリ乗りは基本嘘つきというのを改めて認識するwww。というか、こういう騙し合いがビッグファイナルに向けて駆け引きのあるXCEの面白みでもあるんだよね。


Elite/Junior/Mastersも暑かったし、熱かった。


戦前の予想では、澤木紀雄、佐藤誠示、上野悠佑太、後藤大地、霜山誠一を中心に展開すると予想。そして、その通りとなりました。


一番の波乱は、上野悠佑太。1/2ファイナル、誠示、大地、岡部智仁との1戦。勝ち上がりのためには盟友大地を下す。そして、誠示にも勝って1位で王者紀雄に挑みたいという戦いであった。スタートからホームストレートは3人で絡み合いながら大地に続く2位。そして、奥のコーナーで大地を交わしてトップに立つ、が、バックストレートに入ったところで失速。メカトラだった。終了。


1/2ファイナルは、メカトラの次レースということでいろいろ万全では無かっただろうが、スモールファイナルで悠佑太は林のところまでみなそら長谷川拡介の後ろで展開し、入り口で交わすと一気に突き放しあとは拡介との距離を保って余裕のトップゴール。ジュニア悠佑太はXCEで突き抜けた走りを見せるね。


ラスト直線で田邊昌宏がスパートをかけて拡介を交わして全体6位。エリート4位を獲得。拡介は前半前を引いた影響もあって最後の急襲に対応出来ず全体7位、エリート6位。全体8位はマスターズで唯一1/2ファイナルを勝ち上がった岡部智仁が入る。この人、午前中の2時間耐久も走ってトップ獲ったんだよ。それでマスターズトップってなにかおかしいよね。


そしてビッグファイナル。王者紀雄のワールドカップ凱旋レースだ。

スタートこそ、大地と誠示に前を許すものの、バックストレートでトップに上がるとそこからは後続を寄せ付けること無く貫禄の勝利。傍目には一つ次元が違うかなと感じる圧勝だった。年々上半身が進化している様に見え、筋肉系では藤川正人を超えたと思われる。


誠示は紀雄を脅かす走りには至らなかったものの、中間点まで前を走ったジュニア大地を林のポイントで交わして2位。バックストレートで紀雄について大地の前に出て行けていたら展開は変わったのか、、、


大地は悠佑太のメカトラで出来たスペースで攻めの走りを見せ続け、霜山誠一の追撃をかわして3位。ジュニアでの優勝を手にした。


つづく。





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