SSブログ

CJ MTB 2019 5/26 八幡浜 観戦記 その2 [MTB観戦]

Coupe du Japon MTB 2019 八幡浜 観戦記 その2
大洲まで高速で行かないと決めていたので、いっそのこと松山近辺でぼっちゃんと湯船に落ちてみようかとも思ったが、ふたみに行くのを優先したこともあり今回はパス(それでも道の駅ふたみにはほぼ閉店の時間にしか着けなかったが……)。でも、暑い中走ってきて汗を流さず車中泊は無い、ってことで昨年もお世話になった、日帰り温泉で八幡浜市内で唯一引っかかる「八幡浜黒湯温泉 みなと湯」を目指すことにする。
夕食前ギリギリの時間帯で、MTBコースから一番近い日帰り温泉ということで、車中泊を考える選手たちが訪れている可能性も考えられ、やはり駐車場にはAXとBG8のワンボックスにあと何台かのチャリキャリア装備の車がいた。中に入ると元気な若者……小僧?が居た。ども〜っと通り過ぎて、あっ、スマホポッケに入ってんじゃん、で戻ると、みなさん予測していたかのようにポーズww
61215078_2629501807276560_4728009753031081984_o.jpg
ヌメヌメ系の泉質は入った感高くて良いね。風呂を出て、前年行こうと思っていけなかった店を検索しようとしたら、着信履歴あり。tours.netの面々からの一緒に食べない?のお誘いであった。ってことで、「長山精肉店」にGo! 毎年通っている人達は、地元の食い物屋のお勧めを知っているわけで、事前調査は必要だなと思った次第であります。
車中泊はチャリ積んだ車達のみんなと一緒にみなっとで。今回は夜遅くまでたむろする若者も、大音量で休憩をする大型車もいなかったので、逆にさびしいくらいの静かな夜を迎えたが、深夜になって大型車が一台入ってきていつもの状況に。目をつぶっていれば疲労は取れるし、ホントに疲れていればその内寝るので問題ないのだが、やはり静かな方が良いに越したことは無いというのが実感だったな。

Men Masters
1位 品川真寛 30-1
2位 岡本紘幸 30-2
3位 酒居良和 50-1
4位 大橋尚哉 40-1
5位 有持真人 50-2
6位 塩見学 50-3
7位 檜垣良一 40-2
9位 高橋雅志 40-3
11位 田村竜樹 30-3
22位 奥村憲央 60-1
24位 橋本寛二 60-2
第二レースは驚異のマスターズ+アドバンス。ドメスティックなカテゴリーを前半に集めたからだが、キャラの濃いのが集まった戦いとなる。また5分差というのと八幡浜の動けない動線が私に大変な事態を引き起こした。
マスターズもアドバンスも4周。5分差という事もあり隊列は長くなるので先頭を捉まえて撮るのは難儀だが、4周あれば撮りっぱぐれはない(早々にリタイヤされる場合を除く)ので比較的気持ちは楽に構えられる。
第一レースで北側の山の出口を撮ってから激坂は間に合わないと学習したので、今回は、山の出口を撮ってから南の山の折り返しの激下りから入って逆進してゴジラに行き、そこから新設激登りの脇を下る出会い頭撮影プラン。それぞれのカテゴリの先頭が最後尾に追いついて切れ目のない隊列を形成する場合は、下手にポイントを決めて撮るより同じ人を同じ場所で2度撮ることが少なくなるのでよりベターな方法だ。もちろん、運の悪い人は毎回運の悪いところで出会うことにもなるのでごめんなさい。
で、トラブルは、5分後走のアドバンスを北側の山の出口で撮ったあとに起こる。マスターズの5分後走でスタートしたアドバンスの最終走者を撮って南側の山に移動を開始すると、スタート直後の渡河ポイントに既にマスターズがやってきていた。1周目なのでほとんど切れ間無くやってくるから、おじちゃんがなかなか許可を出してくれない。スタートを撮った同じ場所で代わり映えのしない絵を淡々と撮り続けることになる。目の前を選手が通り過ぎても最終コーナーに選手が見えたらダメのようで、このままレースが終わってしまうかと思うような虚しい時間が流れた。実際運が悪ければあのまま渡河ポイントは開けられなかったかもしれない。
マスターズを20人以上虚しく見送り、中里成人の後ろにぽかんと空間が出来ていたため運良く渡河。誘導のおじさん、悪態ついてしまいごめんなさい。
どうやら、スタート直後側は車の出入りを管理する関係で誘導員が多く配置されており、彼らは彼らでレースの進行を妨げてはならないという使命で動いているわけで、結果観客にとって渡河しづらいポイントになっていたのだ。そして、第4レースでキリルと公平のゴールを撮りに行った時に知るのだが、ゴール直前側の方の渡河は超絶フリーだった。ふぅ
さて、マスターズと言えば注目のおかしな戦い。吉無田、朽木と岡本が寄り切った形で2連勝。3度目のバチバチはどうなるのか。岡本がいつもより積極的に出ていったか、品川の調子が悪いのか、いつもより1周目の二人の差が大きい。これは岡本3連勝の流れかと誰もが思ったはずだ。が、実は岡本の方が調子を落としていて、最初に一気に差を付けて相手の戦意を失わせる先行逃げ切りに振った戦い方をしていた。結果、激坂と暑い環境は淡々と追う品川に軍配を上げ、結果的に90秒の差を付けて品川が今季初優勝をあげた。これで岡本2勝、品川1勝。面白くなってきた。
その後ろでは、地元シマウマ焼鳥檜垣良一が攻めた走りを見せ、吉無田、朽木と早い仕掛けだった酒居が今回はスロースタートなのが印象に残った。暑いのは苦手だと言っていた有持真人は酒居に先行し力強い走りを見せる。ホントにチャリ乗りの言う事はほぼ100%信じてはならない。
渡河出来ずの関係で、順位把握が困難だったが、2周目の後半の山の尾根で先頭を押さえられたので私の頭の中で順位が整理される。このクラスは目の前の順位争いだけで無く、年齢別の戦いがあり、しかもそちらが表彰される関係で3位表彰台を奪い合う戦いも面白いのだ。
岡本30、品川30、大橋尚哉40、檜垣良一40、酒居50、有持50、塩見学50、田村30、浅井秀樹50、高橋雅志40、込山弘光40
大橋尚vs檜垣の40トップ争い。酒居vs有持vs塩見の50トップ争いに塩見vs浅井の表彰台争い、そして、高橋vs込山の40表彰台争い。ほぼ展望通りのメンツだったのですっと入ってくる。やはり、どんなレース観戦であれ楽しみたかったら予習は重要だ。
そして、酒居は5番手まであげてきていて、調子が悪いのでは無く意識的なスロースタートであることが読めた。ここからの驚異的な追い上げがあるだろうことが予想され、それは当たり、3周目の激坂上で待ち構えている私の前を、ぐいぐい登って3位で通過する。1周弱で大橋と檜垣の二人を交わしてきたということだ。やはりこの50代は後半が異常に強い。
そして、暑いのは苦手とのたまっていらっしゃった有持も檜垣を交わして大橋尚に次ぐ5位で力強く登ってくる。30℃超えてるんだよ。ライダーライヤーってやつだね。
4周目最終周は激登り横の下りバンクで待ち受けたが、Masters 30表彰台決定の田村が段違いのスピードで駆け抜けていく。
61419411_2629187660641308_280316941858504704_o.jpg
急角度で小さく曲がる下りバンク故にバンクにぶつかってから曲がるため出口でスピードが確保出来ない人が多い中、できるだけ弧を大きく取ってスピードを殺さずに出口に乗せていく走りは見ていて気持ち良い。スピードはもちろん、進入ライン、倒し込みタイミング、ハンドルの切り込み量。素人でもその見分けは出来ると思うし、同じ高みを目指すライダーも参考にすべきだよね。
そう言えば、登りで込山さんに「一人抜けば3位」と声を掛けたが、どうやら年代別順位を把握して声を掛けたのは私だけだったらしい。だが、それで前を追う気になったものの、登りでフロントリフトしてしまいジエンドだったとのことw ま、ノートライノーチャンス
やっぱ、年代が違うことをゼッケンなどで示さないと、私みたいなオタク以外は年代別の争いは楽しめないし、前の人抜いたら表彰台だよ、または、逃げないと表彰台逃すよ、というかけ声は出来ないだろう。運営側に改善求む。
Mastes 30は、3人しか居ないので、トップ争いと完走で決まり。品川、岡本田村。
61485230_2629169233976484_4061874984144863232_o.jpg
Masters 40は、2018CJ総合チャンプの大橋が優勝。2位3位に、檜垣、高橋のシマウマ焼鳥コンビが登壇し、吉無田で予想した「野人がシマウマを狩った図」が、真ん中を仙人に差し替えて成立することになったw。
61815684_2629184013975006_221434976044843008_o.jpg
Masters 50は、酒居が3連勝。酒居は総合でも3位に付け、おかしな反則コンビに次ぐ座を確保しつつある。これから東よりの大会にシフトしてどれだけの戦いに顔を出すのか。タイトル争いにも少しずつ興味が移ってきた。2位は暑いのが苦手という有持。有持にとっての暑いは35℃なのかもしれないね。3位は激坂を制して塩見が入る。
61642189_2629169583976449_5148851238766379008_o.jpg
Masters 60はアドバンスのキシューにあい、また、ラシスタが複数参戦していたたためレース中の順位が把握出来ていなかったが、展望の予想に反し奥村憲央が橋本寛二を下し、60初優勝をかざっていた。表彰台の三つの席が埋まるのはいつだろう。
61465861_2629181253975282_4822519335853490176_o.jpg
Men Advance
1位 穴田玖舟
2位 木下雄介
3位 ジュ・ヨンギュ(韓国)
玖舟おめでとう。
61436437_2629185000641574_9067228290355298304_o.jpg
その一言で終わりそうなレースだった。
スタートからガンガン後ろを突き放し、2位に4分近い差を付けた圧倒的な勝利でエリート昇格を決めた。吉無田の走りを見た限りではおいおい大丈夫か、だったが、そんなもやもやを吹き飛ばす走りだった。すぐに昇格申請するのだぞ。昇格は自動では無く自己申告だからね。昇格は自動では無く自己申告だからね。昇格は自動では無く自己申告だからね。
玖舟の圧倒的な走りとマスターズとの混走で2位が掴みづらい上に、吉無田、朽木のあとでウエアの変わった木下雄介と初参戦で上位を走る韓国ジュヨンギュのおかげwで、アドバンス2位以降はほとんど順位を把握出来ずに撮っていた。
ってことで、戦前の一番の注目点であった雄介は多くのライバルを蹴散らして優勝出来るのか、については、玖舟の奇襲によって掻き消されてしまった(寒っ)。とはいえ、しっかり2位を守って走りきり、100%公言通りでは無いがエリートへの昇格を決めた。おめでとう。
61274777_2629183500641724_4595717793877327872_o.jpg
ジュヨンギュは3位。韓国国内選手権って無いし、UCIポイントが取れる国内大会が無い。だから、UCIポイントが簡単には手に入らない。それだと、近隣国で行われるC1の大会にU23で出られないということなのだよね。U23で出ていてもペース的にポイントを取れ無かったと思われるが、完走出来るペースではあった。なのに、そもそもの獲得権が無いのはなんか悲しいね。それとも進んでU23でなくアドバンスを選んだのかな。そもそも韓国は国内選手権を開かないのか、開けないのかどちらなのだろう。
61068285_2629180443975363_3351600557184778240_o.jpg
で、レース中は展開が理解出来ていなかったが、レース後のレポートの中で3位で走っていたのにDNFになっていた人を発見。小澤雅之。雄介を追う良い位置で走りながらチェーンが切れてチーンだそう。残念。
61126426_2629170493976358_5591081257908830208_o.jpg
もう一回、つづく。


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。