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CJ MTB 2019 4/14 くまもと吉無田 観戦記 その3 [MTB観戦]

予定外のその3です

 

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前後連写ありのマニュアルフォーカス撮りなのだよ。褒めてww

 

Men Elite

お遼こと竹内遼 優勝おめでとう。

2019開幕戦は、いつもと違う空気で始まった。
最初の登り坂を見慣れぬウエアが先頭で登っていく。黒。誰だとの声がちらほら聞こえる。上野蓮だ。福岡の彼にとって地元と言える九州熊本での開幕戦。その字面だけでも気合いが入るのが分かる。ジュニアでの岡山優太も頑張っていたのでこの展開は私には想定内だった。

が、想定外なのがもう1人。2位で登るToyoframeジャージは竹之内悠とすぐに分かったが、その後が????。蓮に比べて誰だ?という声が大きい。もちろん見ればすぐに分かる選手なのだが、私も彼がそこの位置に居る印象がなかった。シマウマジャージの西山靖晃だった。巨人門田基志に鍛えられぐいぐい力をつける若手。エリート10番台を走るイメージ。今シーズンは一桁常連入りを予感させる。

2017CX王者の小坂光が続き、戦前本命予想の藤木雄大が5位に付ける。最後尾スタートの雄大が既にトップに僅差の5位にあげているのだからわくわく感も大きかった。以下、戸谷亮司、門田基志、佐藤誠示、神永真一、松本駿と展望で優勝候補にあげたメンツが縦列で隙間なく登っていった。真一と村上功太郎はジャージが替わってまだすぐに判別できなかったな。ま、シーズン開幕戦というのはそういうものだ。

頂上まで行くと選手達は一旦姿を消し、森の中に入って下り恐竜の顎の下を通ってうねうねと芝の登りを登り返して行くところで姿を確認できる。ここでも蓮がトップ。エリート三年目でやっと来たかと思う。靖晃もしっかり3位に付けスタートダッシュだけではないところを見せる。お遼がするするとポジションをあげ、雄大とジュニアタイトルを競った功太郎が松山大学ジャージで上がってきた。

くねくね下りは、蓮がトップのまま戻ってきた、その後にお遼が2位にポジションを上げて更に前を伺う空気。が、ここはCanonのAFが復帰してくれることを願ってカメラを構えて結局最初の1枚のみ撮れて終わり。そのショックと対処で記憶が飛んでいる。^^;; Sonyに戻して落ち着いた後方では萬屋和也とIvo Sakaguchiが調子良く見えた。

2周目はみんなの要望で恐竜のところ。だが、70mmでは恐竜入れて本人入れてとなると構えられる足場がない。ってことでCanonのマニュアルフォーカス撮りに挑戦を決意。ま、何枚かはうまくいったものの、はい、動きのある撮影でのマニュアルフォーカス撮りはもうしません。一応ピントが合えばピピッと音はするものの、それを聞いてから押してたらもうずれてる。練習すれば少しは行けるかと思ったが、敢えて練習する意味が……。マニュアルフォーカスは静止状態の撮影に特化します。

トップで現れたのはお遼。調子が良い。泥のレースが得意だという印象はなかったが、新進気鋭の解説者野嵜然新から登りも下りもオールマイティに行けるタイプという解説をいただく。2位に悠、そして、功太郎が3位に。この後、メカトラに見舞われて順位を下げるが、それがなければ……(たらればだが)功太郎の初出場初優勝の流れもあったのかもしれない。

蓮は頑張っていたが4位に下がり光がピタリと付ける。靖晃も6位で踏ん張りフロックでないことを実証。CanonのAFがアウトになっても恐竜を撮らなきゃという使命感を植え付けた張本人で、黒というカメラ泣かせのジャージに替わった真一が7位。泥は強いと自称する巨人基志が弟子を追い、その後に雄大。雄大の調子が上がらない。走りにいつも漂わせる覇気がなく、表情も暗かった。メカがトラブっていると言うより体に何か不具合がある印象だった。あと、調子よさそうで上位を伺っていた和也がフラットタイヤで後退を余儀なくされていた。

レース中盤から、藤川正人、久保伸次、吉水統威の岩井商会の内部抗争が勃発。筋肉、老練、僧侶な3人。先シーズンも各所で内部抗争を展開していたが、今年もかなり楽しませてくれそうだ。今回は統威が上手くレースをまとめて岩井内では亮二に続く2番手になった。陽子プロと仲間たちチーム、別名AX MTB TEAMの2人、関取、シェフ、陽子プロの旦那などと称される橋口潤一郎、と辻ポン、瑞穂ママの旦那などと称される辻陽介の抗争も展開されて関取が勝利。Sonic-Racingの岸本直樹と坂本章は章が黄金のタレを発揮しているところに直樹が檄を飛ばして前に出て1周多く周回する。今回はチーム内の争いという視点でも面白かったな。

お遼が先頭を走り、悠がほぼ間隔を変えず10-20秒で追いかける緊張感のある展開。なにせシャボン玉ハートのお遼故にいつ崩れるか分からない。だが、最終周回を迎えて、少し間が開き始める。ラップを見ると最終周は2人とも30秒近く落としていて、先に悠が根負けし、お遼がそれに合わせたと見るべきと思われる。見通しが良くお互いの距離関係が掴みやすいコース故のことだろう。

お遼おめでとう。

2位には最初から上位位置をキープし続けた悠が入り、3位は淡々と前を交わして上がってきた巨人基志が登壇。泥で強いという本人談を実証して見せた。2001年からのMen Elite出走数でもトップを走る43歳ベテランライダーなり。

功太郎はあと一歩で表彰台を逃す。2周目の勢いのまま行っていたらお遼と絡んでいたと思われ、悔しいレースだっただろう。なにせメカトラで遅れては巻き返すの繰り返しで、たぶん誰よりも上位選手を抜いたことになる。泥レースでのメカトラ対応などで学ぶことも多かったに違いない。

5位は光。序盤から前方に位置し、一時は悠に続いて3位を走り続けていただけに最後までペースを保てなかったのは悔しいだろう。ただ、悠と一緒に上位を走っていたのでCX乗りは泥に強いという印象を残したのは事実。

地元期待の蓮は6位。最低でも3位にはとどまって欲しかったが、序盤の頑張りが仇となったか。でも、上位の選手は印象に残るレースをして自分をアピールすることも重要。そう言った意味では地元のファンを熱くし、更なるファンの獲得には成功したのではないだろうか。

7位はトライアル王者の肩書きを持つ真一。初エリートでしっかりトップテンキープ。グッジョブでございます。これからはもっと走りのキャラを確立していってファンを増やしていって欲しいね。観客を魅せる走りができる人なのだから。

8位はいつもにこにこ誠示。チーム名がどうしても(お)サゲスタイルにしか読めず、彼が三つ編みのウィッグを付けている姿を想像してしまうのは私だけだろうか。若手にかき回されながらもしっかり走って上位キープ。
9位マシュン。前日の一成のことで心も身体も万全ではなかっただろう。それでもしっかりトップテンには食い込んできた。
10位シマウマの靖晃。師匠の前には行きたかったね。ってことは3位かぁ。10位まで落ちてしまったのは残念だが、やはり目立ったところで走ってくれると存在感が出る。結果はどうあれ良い走りでした。

亮二、Ivo、箭内秀平、柴田健太郎、雄大までが同一周回完走。雄大ガンバだ。

お遼の勝利で来て良かった。

だったけど、それは帰りのモチベーションを上げるわけではなく、早く写真上げなきゃ=早く帰らなきゃ、という焦る気持ちの一方で、計5回登頂&中腰撮影&スクワットで両足ピクピクしているし、睡魔は否応なく襲ってくるしで、無事に帰るために立ち止まって身体を休め、仮眠を取ることもまた重要なミッション。ま、そんな葛藤もまた旅の楽しみなんだけどね。

Canon君は車内でバリバリに乾燥させて、復帰を試みたところ、縦グリップ(カメラの下に付いているバッテリを2個にできる奴)の連動スイッチの接点が不良だったようで、ON/OFFしてから撮るとAF復活。7D本体は防塵防滴だが、縦グリップはそうではないのかもしれない。ということで、次回同じ事象に至ったら縦グリップを外すという対策が可能となった。何事も経験である……。


タグ:Coupe du Japon
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