SSブログ

CJ MTB 2019 4/14 くまもと吉無田 観戦記 その2 [MTB観戦]

予報は午後から降水確率が上がっていく。天気jpの一時間予報では午後三時から降り出す。午後二時のエリートのレースの後半に降り出すものだとその天気予報を妄信的に疑っていなかった。でも、車中泊で遠征した過去2戦ともに雨にたたられたのを覚えていれば、そんな情報をうかつに信じるべきではなかった。今は思う。でも、なぜかその時は……

56977008_2598479607045447_2529572640255901696_o.jpgカメラマン受難の日

朝一の第1レースからぱらっときて、2レース目からはぱらつき始め、3レース目はしとしと降り続き、最後の4レース目では本降りになった。私が持っているレンズはズームするので撮影時に気圧差が発生しやすく、水が浸入するとすぐに曇り始める。レンズが曇ったら絵は白くなってしまい、いずれはAFがきかなくなってしまうし、そもそもそんな白い曇った絵は誰も欲しくない。
それでも、なんとかやっていけると思っていた。実際、第3レースまではズーム使用量を抑え、曇らせない運用ができていた。が、第4レース前に更なる悲劇が襲う。なんと、17-300mmで広範囲をまかなうCanonの方がAFしなくなる。初の事象、それもレース直前に。
もう一本の70-200mmがついているSonyだけだと最低でも70mmなので、前から待ち受ける絵か少し離れて横から流す絵が主になってしまう。被写体に寄った絵は撮れなくなるということ。更にこの日のように極端に暗い森の中はSonyが不得意だし、木が密集していて少し離れて撮るのは難しい。Canonの恩恵にどっぷり浴してしまった私がすぐにSonyなりの暗所の撮り方に戻れるとは思えなかった。簡単に言えば、Sonyの方が狙ったISO値で撮るのが難しいのだ。
エリートはCanonがダメだと分かったとき、恐竜と森の中を諦め、別の絵を探し求めるべきだった。実際、今回下っていく姿を流す絵が少ないし、歯を食いしばって坂を登る絵も少ない。つまり、Canonで撮りたかったえに固執してしまい、Sonyで撮れるはずだった絵の可能性を消してしまったのだ。反省しきりである。
Women Elite& Youth
ホールショットを決めたのはYouth中島瞳。今年も元気だ。続くのはこれも想定通りの元BG8の佐藤寿美と山田夕貴。そして、いつも通り、橋口陽子は後方集団の中に埋もれてスタート。周回数の少ない中島瞳はどこまで逃げるか。U23の二人は後ろから追い上げてくる陽子との距離を保ってゴールにたどり着けるのか。
Youth瞳は1周目を17分前半で駆け抜けていた。これは同環境で走ったマスターズのたぬきさん……福王寺一樹と同じペースだ。2周目3周目を18分後半でまとめ、エリートに追いつかれることなく三周回を回りきる。おめでとう。
その後方では、ウエアが黄色から青に変わった陽子がガシガシ登るコースで強さを発揮していた。他の女子エリート選手たちが2周目以降のタイムを1分以上落とす中、陽子はペースを維持し、四周回全てを18分台でまとめている。こんなクレバーな走りをされたら寿美と夕貴はひとたまりもない。早い段階で捉えられ陽子に首位を明け渡していた。陽子はYouth瞳よりも速いペースで4周回を走りきり、ゼッケンナンバー1に恥じない走りを見せて2019緒戦を制した。
2位には寿美。今回のコースは分が悪かったけど、右肩上がり一直線でタイムをまとめられたのは良かったね。あとはこの傾きを如何に減らしていくか。ま、それが難しいんだろうけど。
3位は白井彩が来た。西のレースを中心に活動されているので、東寄りの私がなかなか撮る機会がなかったが、やっと思う存分撮らせていただいた。今度は晴れの日に^^;;
4位は早瀨久美。陽子同様に毎年毎年スキルを上げてくる。乗車率も上がっているし、見た目は華奢なままなのに登りの力強さがどんどんプラスしている。レース以外の場での明るさも相まって、旦那さん同様に生き様がカッコ良い人だよね。
5位はうーむ、山田夕貴。何かが上手く噛み合わないのかな。全体的に動きが重かった。走りがカッコ良い人だけにもっと上位での競っている姿を見たいぞ。
そして6位は広瀬由紀。スタートは頑張ってたね。私のXC初観戦で、小田島梨絵の隣でのゼッケン3が目に焼き付いているよ。まだまだガンバだ。
Men Masters
当日、エントリーリストになかった人に出会う。なぜ、ここに居るの? 今年からメリダジャージを身に纏う品川真寛。2018マスターズ30全日本チャンプその人。
展望でバリバリエリートライダー岡本紘幸のマスターズ参戦を知り、王者品川との戦いが楽しみだと書いたその人だ。期せずして初戦で品川vs岡本が実現するということだった。 岡本の出走により周回数がアドバンス+1になったというのはまことしやかに囁かれていた噂。そして、誰もが「早く切ってくれ〜」という勝負師らしくない発言をしていた。ま、そんな発言を額面通りに受け取りませんよ。チャリ乗りの謙遜は100%ウソですから〜。「今日はゆっくり行きましょう」が本当だったためしがない。でも今回は80%くらいかなとは思ったw
レースは1周目から二人が別世界。後方スタートの岡本はするすると上がっていき、最初の坂の頂上ですでに先頭品川をぴつたりマーク。長いクネクネ下りをトップで戻ってきた。二人に続いてきたのは45秒遅れで田村竜樹。30代の選手が上位独占するのは初めての現象。マスターズは今年確実に変わった。
二人の息詰まる攻防は岡本がずっと前を引く形で進み、しかも少しずつ二人の距離は開いていった。登りでは食らいつくが森のヌタヌタセクションやスピードの高い下りでじりじりと離されてしまうように見えた。だが、差は30秒も開かない。ワンミスで逆転があり得る距離だ。緊張感は最後まで途切れることなくそのままゴール。バリバリエリート岡本が、バリバリエリートの先輩品川を下した。今年はマスターズが熱いぞ。
昨年、結局マスターズ総合優勝が表彰されないと分かってレースの見方が変わった。それは、マスターズのトップ争いを追いかけるのではなく、マスターズ30,40,50,60の戦いを追いかけることだ。あ、橋本寛二が表彰されたことで、今年は30,40,50,60の戦いになる事が決定しましたよ。>平野さん、奥村さん、そして谷さん。
だから、40の戦い。50の戦い、特に表彰台3位を争う戦いに目が向くようになった。野人が勝って、焼鳥ならぬ焼シマウマを獲った絵が完成するのか。酒居、有持のバチバチの攻防のその次の席は誰が取るのか。そう言った意味で、JCFさんに要望です。ゼッケンで年代を見分ける事はできませんかねゼッケンの一番上に色の線が入るとか。車両ゼッケンは通しで使うし今から追加すると手作り感満載になってかっこ悪いから、毎回配布する背中ゼッケンに何か見分けるものを追加するとか色を変えるとか。
実を申しますとですね、一人年代を勘違いして見ていて応援の内容をしくったんですよ。1人1人の生年月日(昔のUCIコードは生年月日だったので)もうろ覚えの私でさえそれですから、男子の年齢に興味の無い一般観客には見分けられるはずがないですからね〜。表彰台を争う戦いって10-15位程度。1-5位くらいしか興味が無かった順位争いの幅が広がるという意味で考えるべき案件だと思われます!!
しくったのは○山さんです。まさか孫が居て40とは。先入観は恐ろしい。よって40代は1つ繰り上げて、50代は1つ繰り下げて応援してました^^;; ってことで、今後はトップ争い、年代争い視点での書き込みになります。
で、トップ争い視点での別次元2人の後に入ったのは、酒居良和。やはりこの人は強い。今回はトップを引く2人も視界に入れていたのか、後半にペースを上げて勝つ走りではなく、そうそうに3位のポジションに上がりある意味独走状態で2番手グループトップのゴールで総合3位になった。
ということで引き続き酒居を含む50代の争いへ。マスターズのレースで特に目立ったのがフラットタイヤ(パンク)。たぶん雨が強くなってきてヌルヌルになり、隠れていた岩の角が現れてきた為にそれまでのレースに対して極端に増えた理由ではないかと思われる。
有持真人もその犠牲者の1人。そうそうに空気を失い始めたようで、酒居の独走を許すことに。その開いた席を埋めたのが大きな身体で登る苦行を制した塩見学と恐竜の陰で悪い事?していた浅井秀樹。浅井秀樹は総合9位。フラットタイヤで11位に沈んだ有持とは40秒差。ね、10-15位付近に良い感じの争いが発生しているでしょ。
40代の野人シマウマの図は、シングルスピードでMCの話題をさらっていた吉元健太郎が優勝したものの、シマウマ2人とものフラットタイヤにより成立せず。でも、そのシマウマ焼鳥の檜垣良一、高橋雅志は年代別4,5位であり、あながちありえない構図ではなかったのだなと思う。
年代2位には私の中では展望で予想しないと良い成績を残す象徴的存在の赤坂佳紀がくる。撮っていていつもごめんなさい〜とつぶやいている^^;; すみません。
そしてさらにごめんなさい。いやーー先入観って恐ろしい。50代3位ではなく40代3位だった込山弘光。はははははは。登壇おめでとうございます。
しっかし、吉元健太郎、SSで年代別を制するとは。いやあ、すごすぎ。
30代は2人が別格な上に、もともと3人エントリーが4人になったので、無投票当選みたいな事にはならず。ドラゴンとたぬきの争いが勃発するはずだったが、ドラゴン田村竜樹の腰が大爆発することはなくたぬき福王寺一樹との攻防にはならずに終了となった。30代も出れば表彰台の時代は過ぎ去るのかも知れないね。
アラカンならぬオバカンとでも言うのだろうか。60代が表彰されることになった。\(^O^)/ 今回は橋本寛二1人の参戦ながら表彰。まだ2席空いてますよ〜。オバカン世代の人リターンしませんか?
つづく。

タグ:Coupe du Japon
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。