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全日本MTB選手権 2018 7/21.22 富士見 観戦記 その1 [MTB観戦]

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なかなか観戦記に手が付けられなかった。
なんだろう。まだ余韻の中に居る。
暑さにやられたのかな^^;;
では、時系列を追って書いていきますか。
まずは全日本選手権2日目ダウンヒル決勝から。おっとそこからかい。
当日は試走開始に合わせて8:30入り。朝から暑かったので大量に買い込んだ水分をバッグに詰めて、ゆっくりと山に向かう。ここで慌てない。なぜなら何かしら忘れ物をするので慌てていっても結局戻ることになる。慌てれば慌てるほど戻る距離が長くなるので、結果的に山に入る時間は変わらなかったりするのだ。
富士見のダウンヒルの撮り方はほぼほぼ決まってきたかな。
オフィシャルやプロ、他のカメラマンはゴールやゴール後のことも意識しているのでできるだけ下の方のいい絵の撮れるスポットを探求される傾向があるのと、今年はかなり改善されたものの中間のゴンドラ下付近でコース脇が歩けないのでレース中の移動は難しいのと。富士見だとやっぱり決勝はキャニオン(見せる余裕のない勝ちに行く走りでのジャンプ)で撮りたいというのと、を掛け合わせた結果、試走は下から出会い頭的に撮っていきできるだけ頂上まで行く。したら、他のカメラマンがいなくて枚数稼げそうなポイントで予選とチャレンジアドバンスを移動せずに定点で撮る。そして、決勝はキャニオンで撮る。という感じ。
dh37682847_2401032353456841_6458707287841177600_o.jpgやっぱダウンヒルの象徴的な絵だよね。
多少動いても良いのだけど、30秒間隔のレース中に動いた後に、その場所のベストセッティングを探して最初の人からしっかり撮るというのは私の技量的に無理。予選は撮り逃し無く確実に枚数を稼ぐことに集中する。
だが、今回は上の方のセクションが視界に入ったらそのままアクション無く視界から抜けていってしまう直線的な構成が多く、予想以上に枚数の稼げるポイントがない。というかパウムクネクネで長く選手が楽しめるポイントや、遠くから来るのが撮れてドッカンと落ちる様なポイントがなく、決勝の時間になってもどこで撮るか迷っていたが、今回は初めて富士見ダウンヒルを撮ったときに陣取ったポイントでの撮影になった。しかも、枚数稼ぐための18-300mmを忘れるという失態をおかし、17-50mmでの勝負になり撮り逃しの恐怖に怯えることになる。
右も左も分からず富士見に撮りに来たときは確か予選トップバッターが末政実緒だった。当時はXCOダブルエントリーの末政実緒とお知り合いの太田匠の2人がメイン対象で撮りに来ていたので、まだ心の準備もで来ていないウチからの末政実緒登場にちょー焦って後ろ姿しか撮れなかったのを思い出す。今では事前にスタートリストをチェックして、どのクラスから始まるのかをまわりの人に教えたりしてる。経験とはそういうものたのだな。
ユースの予選からスタート。昨年までの秋元拓海、山田淳一、石井日高たちに比べると今年のメンツは無鉄砲さが少ないかな。歳を取って守りに入ると絶対できないことをもっともっと試しても良いのではないかな〜なんて観客視線からは思う。怪我のリスクと相反関係にもなるから難しいけどね。ユースは5人。次世代に繋ぐためにもせめて倍は居て欲しいかな〜。
ユースの次はおっさんクラス。ダウンヒルはXCと違い体力勝負の面が少ないので、ジュニア世代からエリートで走る。だから、ユース、エリート、マスターズの3クラス構成でジュニアもU23も無い。予選を走る順番はユース、マスターズ、女子を挟んで、エリートの順でそれぞれのクラスではランキングトップから走り出す。たぶん、前走者に追いついてしまう可能性を極力減らすためだと思われる。決勝は逆で、予選通過(その時によって変わるけどエリート30人、他は15人)の遅い人から走り出す。一番速い人が一番最後に走る。タイム競技では良く見るやり方ですね〜。それと予選には15位までポイントが配られる。これが地味にタイトル争いに効いてきたりするのだ。
おっさんはキャニオン飛ばない人が多いし、今回は予選落ちもある人数が参加しているので全員撮る素人カメラマンとしては予選も気を抜けない。ま、マスターズは安全運転が多いので意外性も少なく比較的撮りやすい。
そして、女子。末政実緒がエントリーするも事前に骨折DNSが決まっていて残念だったが、今年エントリーのほぼ全員が顔を揃えるレース。特に、XCでもかっとぶあか里と瞳がお姉さま方を相手にどんな走りを見せるのか楽しみでもあった。予選は2人とも危なげなく私の前を通過。スピードにもそこそこ乗っていてあか里はここに来てやっと同じクラスの上位で戦っている感じが出てきたかな。
そしてエリートがやってくる。予選は速い人から墜ちて……いえ、下ってくるので、だいたいランキング1位の人はまともに撮れません。だって直前が女子エリートのランキング下位の人ですからね。その乗りで待ち受けていたら絶対アウトです。そして、そうなると予想して待ち構えていても必ずその予測の上を行きます。まともに撮るのは絶対無理。そして、それは今回も。だってそれまで1人として飛んでいかなったし、ノーブレーキで突っ込んでくる人も居なかったんだってば。
エリート予選の後にチャレンジとアドバンスの決勝。このクラスは予選がない。だから、選手にとっても一本勝負だが、カメラマンにとっても一本勝負。撮り逃しをしないことが最優先。多少引き気味で、シャッタースピードを限りなくあげてブレ防止が必要になる。18-300mmなら遠くからアップで撮れるので枚数確保に絶大な威力を発揮するが、何故か車の中^^; うーむ。
アドバンス、チャレンジは昇格のかかる戦い。エシケンのエリート昇格の掛かったレースでもあり、ランキングトップで迎えたエシケンは順当に行けばエリート昇格を決めるはずだった。が、今季2度目の3位でたぬき病を発症してしまったようだ。アドバンス1位は日野林昴志郎。特別枠でアドバンスから参戦し一発でエリート復帰を決めた。おめでとう。
アドバンスの決勝が終わると意外にも20分程度の空き時間。五分程度と読んでいたがこれならゴンドラ下からあがって来れたなぁと振り返る。が後の祭り。で後半の、ユース、マスターズ、女子ユース、女子エリート、そしてエリートの決勝。合計タイムとかではなく、この一本でのタイムで順位が決まるので緊迫の一戦……なのだが、長いコースの上で一瞬しか出会えないのでその緊迫感は伝わりにくいかな。目の前に居るとき以外はスマホでUCIのライブタイミングのようなものが見られて、中間タイムで今の走りのタイムが速かったのかなんかが分かると楽しく観戦できるかなって思うんだけどね。MCさえも聞こえないところに居ると淡々とレースが進んでいき、時々知り合いが走って応援するというだけになってしまう。ま、それでも楽しいんだけど、、、
決勝は女子やマスターズの大半にとっては良い絵にならないキャニオン。でも、カメラマンならこの決勝ジャンプをしっかり撮ることに挑戦したくなる。思い通りに撮れるのはまだ10回に1回。思いの外高く飛ばれてフレームを大きくはずしてしまったり、オートフォーカスが外れて構図は良いのにピントがずれてしまったり、フレームを外すのを恐れて引きすぎてしまったり。まだまだだけど、縦の動きをしっかりフレームに収める順応力を付けないと「公平のジャンプ」を撮るというダウンヒルを撮り始めた当初の目的が達成できない。経験をもっと積まなければ。
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これは他のカメラマンとのコラボ作品^^;;
たまーにこんなふうに撮れたりします。
決勝が終わるとコースを降りていく。つわものどもがゆめのあと。ライダーから観客はどういうふうに見えているのだろうなと思いを馳せたり、よくこんなとこ飛んでいくなと感心しながら立ち止まってみたり、コース上でぼーっとできるのはこの瞬間だけ。好きな時間である。
下までくだるとだいたい表彰が始まっている。「おーい、アンオフィシャルカメラマンの到着を待てよ〜」とぼやきながら合流。といっても表彰はいっぱい撮っている人が居るので、それはお任せして表彰を見る側を撮るのが私の役責?なので、だれだれになりながらシャッターを押す。
ダウンヒル撮影の1日はこれで終了。
さあて、宿に行って写真FBにあげるか!!になるはずが、、、
ダウンヒル、そして、翌日のクロスカントリーに加えて、もう一つ種目があるという。エリミネイター……カメラマンの撮る1日は終わらない。
つづく。


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