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全日本MTB選手権 2018 7/22 富士見 展望 その1 [MTB観戦]

全日本展望


全日本の一週前は開けておかなきゃ駄目だね。

レースの余韻は、展望を阻害するぜよ。


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ってことで、展望行きます。

まずは、女子から。



Women
全日本という事もあって、4レースのクラス組合せが大きく変わった。女子はチャレンジからエリートまでまとめて1レース。男子との混走ではなくなった。つまり、男子に邪魔されない女子だけの戦いが3レース目12:00から繰り広げられる。
全部で28名(Elite 11名、U23 5名、Junior 4名、Masters 4名、Youth 4名、Challenge 1名)。4列でのスタートになるだろう。横一列スタートのレースが多い女子が4列でスタートするのはうれしいね。(1人だけ全日本ではなくCoupe du Japonを走るんだけどね)
クラス間で周回数は変わる。特に暑くなるレースだから若い女子に後に引きずるような負荷をかけない配慮が必要だから、興行視点で周回数を一緒にしてなどとは言えない状況だよね。たぶん4,3,3,2,2,1周。
まず一番の関心事は何か。それは
3周目でトップを走っているのは誰か。
だろう。Elite U23 Junior のトップは誰か。
今、一番熱いのはWomen Juniorだからだ。Juniorは4名。うらら、璃奈、あか里、悠里。中でもうらら、璃奈、あか里は、エリート(含U23)のトップのはるか前方で戦っている。悠里もエリートなら表彰台に登れるレベルだ。
2017シーズンの結果ではアジアチャンプのうららの独走レースのシーズンになると思われていた。シーズン開幕戦の菖蒲谷、アジア選手権ではうららが圧倒的に勝ったものの、今年からジュニアのあか里が八幡浜でうららに絡む走りを見せ、富士見でうららが失速してあか里が日本人最上位になり、さらにうららがパスした一里野で今度は璃奈があか里を下して優勝。現時点ランキングは璃奈、あか里、うららの順になっている。混戦状態。むろん、地力ではアジアぶっちぎりチャンプのうららの優位は変わらないだろうが、一発勝負はそれだけでは決まらない。
うららは一里野をパスしたので、XCOとしては二ヶ月ぶりのレースになる。その間に全日本ロードに出場していて、最後まで先頭集団で戦ってみせた。バイクに乗ることに関しては心配はなさそう。体調を整え、全日本にピークを合わせて来れたか。そして、暑さを味方にする対策を打って来れたか。アジアチャンプジャージに身を包んだうららが、シーズン前に予想していた圧倒的な独走を見せつけるのかに期待。
璃奈。一里野の勝利の良いイメージを富士見全日本に持ち込んでこれるか。あか里に対しては先行型になるのでスタートからうららと絡んでトップを張りにくるか、追い込みすぎで後半タレて表彰台をも逃すのを避けてあか里の前に居るマネージメントをするか。熱く暑いレースになる事が予想されるので、守りすぎず攻めすぎない走りのマネジメントが必須だろう。まあ、若いのでガンガンいって欲しいけどね。
あか里はここまでの戦いを見る限り後半でも踏めるタイプ。だから、前との差を最小限に押さえた走りであれば、後半追い上げる展開のレースが見られるだろう。それともそれでは勝ち目がないと見て一か八かの最初から全開でトップで走るか。見た目とは違う熱い走りを見せるあか里だけに、Junior1年目の全日本でアジアチャンプを相手にどういう戦略で走るか。たのしみだ。
悠里も飛び抜けた3人の陰で昨年からするとパフォーマンスをどんどんあげてきている。悠里も見た目を裏切る攻めの走りをするので、見ていてヒヤヒヤすることもあるが、若々しくていいね。エリートの3人目くらいを走れる力はあるので、いっそのこと3周目にエリートのトップより前でフィニッシュしてみようか。
Juniorだけでなくで全員に言えることだけど、酷暑という環境がどう走るか。日陰のないゲレンデ部分が多い富士見で、体温と水分保持量をどうマネジメントするか。高体温で長時間いると内臓が弱るのではなく壊れる。根性ではどうにもならない部分のマネジメントをしっかりして、身体にダメージを残さないで欲しいな。
さてと本来のメインであるWomen Elite。
昨年の覇者可奈子vs昨年2位でシクロ全日本チャンプの美穂。どちらも今年の参戦は少なく、出たレースは勝ったが本来の調子で踏めているかというと疑問符は残る。
可奈子は(田沢湖でのコメントから推察するに)全日本に出る以上は相当な覚悟で臨んできているはず。根っからのアスリートで負けず嫌いの彼女だから、中途半端なことはしないだろう。見ている側の不確定要素はパフォーマンスをどこまであげてきているのかだ。気持ちだけで走れるものではないからね。白赤ジャージがまた見たいぞ。
一方で、妙高でのミポリンの1周目のフィードまでの走りがまだ目に焼き付いている。男子アドバンスとの同時スタートで、レベル高杉君のアドバンスを相手に2位であがってきた。あの1周目のスピードが維持できるのであれば相当な進化した姿が見られるのかもしれない。富士見での対戦成績は1勝1敗。完全ドライであれば、ガンガン踏んでいくミポリンが突き抜けるのかもしれない。
陽子もここが勝負所。レースペースを維持する能力は高いが1周目のスピードに欠ける、という点については大幅に向上が見られていて、先行するU23の二人を捉えるまでの時間も減ってきている。順位がほぼ固定してレースがだれてくるようなら(そんな事は無いと思うけど)陽子とその前との差を見るべしだね。
あと、表彰台に絡んできそうなのは、黒赤ジャージの平田千枝かな。
それと、今年Wエリートの安福範子。範子は富士見春の時もWエントリーだったが、ダウンヒルで転倒し手首を痛めて翌日のXCOはDNSになった。今年のCJ DH初戦箱館山の女子エリート優勝者である。
U23 Juniorに押されまくっているが、BG8 OGの寿美、夕貴、そして現役の雪那、それとPAX 吉岡理沙(里帆ではない)、BBQ 矢吹優夏の五人の戦い。
優勝候補筆頭は優夏。妙高で1周目ミポリンを視界に収めるスピードを見せ、更にレースペースも維持して見せた。名前に夏があるし、暑さにも強いだろう(こじつけ)。富士見チャレンジ、妙高エリート出走で今年3戦目。おっとりめの容姿だけど走りは熱い。
寿美、夕貴は、前回富士見で言うと1周目のタイムは、優夏の前。スピードは二人とも持っている。それでも優夏を優勝候補にしたのは、寿美が様々な要因でレースペースの維持に苦労していることと、夕貴の後半のタレの大きさだ。逆説で言えば、寿美が自分の持っているスピードを維持しながらオールアウトにならないようにマネジメントして走りきること(メカトラなどの不運をどうやって振り払うかも課題だね。難しいけど)。夕貴は基礎的なパフォーマンスを上げて後半のタレを少なくすること (マシンは最高だもんね)。二人はそれがができればテッペンに立てる。人間力は高い二人なので壁を乗り越えてtokyo2020に繫げて欲しい。
PAXの皆様。暑さで難しいレース。理沙のパフォーマンスを一気に上げるチーム力見せてくださいね。
Women Youth
さあて、何と四人。瞳、春雅に加えて、大蔵こころと太田まどか。
勝負は春雅に対して瞳がどこまで絡んでいくかだ。
前回の富士見での対決は春雅の貫禄勝ち。そして、その後春雅は全日本ロードでうららと走りうららに先着した。一方で瞳も田沢湖で可奈子に絡む走りをしている。お互い成長を続けているのでその差が詰まるかどうかに興味が集まる。ドライだとテクニックの差よりも体力の差が出るので春雅に有利に働くだろうか。
大蔵こころは白馬ユースの常連。顔の大きさに比して大きなアイウエアがトレードマークだったが、久しぶりに見る彼女はどう変わっているだろう。
太田まどかはググると王滝42km走ってた。総合246位、女子で6位。さてXCOのディスタンスでの実力は如何に。
Women Masters
今年の出走者全員が顔を揃える。前回はケイゾーこと桂子、瑞穂、優子、有紀子の順。有紀子がメカトラで沈んだということを考慮すると、3位と4位が入れ替わるというのが予想になる。ディフェンディングチャンプの瑞穂が桂子の初チャンプを阻止するか。そうなれば、ひさびさにシク○ワイヤードにMTBの記事が載るだろうか :-P
Women Challenge
ぼっちのCoupe du Japon。
由加利どの。エリートにあがっても良いのでは?

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