CJ MTB 2018 7/1 CJ-1 田沢湖 観戦記 その２

マスターズ書き始めたら、フラナガン氏のバイクつながりで私のゲイリーフィッシャー愛がはじけてしまい収拾がつかなくなってしまったので、一旦その前まででリリース。ってか、ゲイリーフィッシャーを語り始めるとTR○Kをディスる流れになってしまうので、文面的によろしくないんだな。

ってことで、女子単独稿となります。

Women Elite

１位 小林可奈子
２位　橋口陽子
３位　山田夕貴 

Women Masters
１位　北島優子

 

 Women Elite/Masters/Youth
１位　中島瞳

 

久しぶりにエントリーの小林可奈子。おかえりなさい。いつもの安曇野ジャージではなく真新しい白赤ジャージに身を包んでいた。なんと選手権チャンプとして白赤ジャージを身につけるのは初なのだとか。以前全日本を制した1990年代では全日本選手権勝者がその次の選手権までの同種目でナショナルジャージを身につけるというシステムではなかったらしく、海外遠征ではナショナルジャージを着るけどそれはそれで別のくくりだからね。着る権利のあった2017後半戦は安曇野ジャージで過ごしたし、次の全日本ではもう前年の白赤ジャージは着られないから、この田沢湖が2017チャンプとしてこのウエアを着られる最後のチャンスだった。やっぱ、チャンプにならなきゃ着られないっていうプレミア感はいいね。

 レースは寿美と夕貴、そして、瞳の若い３人が飛び出す。瞳はスタート地点から見えるゲレンデ登りで踏み込んで寿美の前にでてレースを引っ張る。元気が良い。

前半セクションを終えて後半セクションの入り口で待ち構えていると、トップで戻ってきたのは瞳。だが6秒差で続いたのはナショナルチャンプジャージの可奈子。後半シングルは抜きどころが少ないので瞳がどこまで前で踏ん張れるか。30秒空いて夕貴と陽子のパック。さらに80秒後に寿美、大転倒をした風でも無かったし、呼吸も荒くなく踏み込めていたので、たぶんメカトラ。残念だ。10秒空いて好美。160空いて美香子。更に100空いて優子が過ぎていく。半周にして390秒の隊列。これを上手くこなすのが全員撮るカメラマンの醍醐味でもある。

後半セクションの出口では、やはり可奈子が瞳を料理して戻ってきた。でも、その差は13秒。まだ、レースができる秒差だ。２人とも出口のテクニカルな三段坂を難なく登っていく。スピードが遅く、ここはライダーをいじりやすい観戦ポイントの１つだ。前後間隔が空き、疲れもたまったレース後半の方がミスが起きやすく更にいじりやすい(失礼、応援の声が届きやすい)と思う。

後方では陽子が夕貴を交わして前に出ていた。イーブンペースの陽子に対して、まだフィジカルが戻らない夕貴がずるずる遅れていく流れ。夕貴も早くめいっぱい走れる身体にしてしまいたいね。続く寿美は、しきりにギヤチェンジを気にしている。歯飛びしているのが周りからも聞こえる。これでは踏み込めない。やはりメカトラだった。全日本で今までの鬱憤を晴らそう。

２周目は奥のシングルで遭遇。可奈子と瞳の差は40秒。ほぼほぼ１周走って30秒差が開いた計算。妙高でも瞳は全日本２位の美穂に対して４周２分差。妙高より１周が長くスピードレベルも格段に遅い田沢湖でのこの差は瞳の１レース１レースの成長を感じるね。ユース２周の瞳はここで終了。エリートトップとレースをしての優勝おめでとう。

成長著しいと逆に心配なのはオーバートレーニング。その辺はお父様よろしく。

瞳が２周でいなくなると、その後はレースペースを維持した展開になり、そのままの位置関係でゴール。可奈子が久々のCJを貫禄で制した。レース後のコメントでいろいろあったことを告白していたけど、それを乗り越えての優勝だったんだね。おめでとう。

２位には陽子。難しい田沢湖のコース。目標に対してどうだったのか。昨年１時間レースで５分差。今回１時間半レースで４分差。まだ遠いけど、手応えは感じられたのかな。

３位は、ニューマシン投入で優勝するはずだった？夕貴。強い夕貴がはやく見たいぞ。

マスターズ優子は淡々と楽しそうに周回。マスターズタイトル連覇に向けてポイントを積み増しした。ダブル表彰台は次戦にお預けだね。

 つづく。