CJ MTB 2018 6/24 CJ-2 妙高 XCO 観戦記 その1 [MTB観戦]
Coupe du Japon MTB XCO CJ-2 妙高 観戦記 その1
妙高は私にとってなじみのある所。大学の時に所属していた部活の合宿地が隣の黒姫で、毎年夏になると野尻湖周辺を散策をしていたのだ。その野尻湖を眼下に望む妙高杉ノ原スキー場がXCOの舞台。何となく縁を感じる。
梅雨ということで雨でもおかしくない状況で、栃木は前日雨。全国各地でも天気予報が外れて雨がぱらついたところが多かったようだ。でも、今回は〇〇尚〇さんが居ない。降るはずが無い。そして、それは正解。ゲレンデ部は走ると土埃が舞うほどのドライだった。
では、順を追っていきますか。
Men Cadet
と、最初からちょっと脇道へ。
いつもなら開催されても別コースが設定されるこのクラス。今回CJの他のクラスと同じコースを走ったので、タイムを比べられる。果たして未来のトップライダーはどうだったのか。。。
優勝は高橋翔。来年ユース(と本人が言っていたので現在13才)の彼は、本コースを2周回で平均速度は21.6km/hだった。このスピードレベルは、エリートだと青空の前の14位、アドバンスだと和門の前4位、そしてユースでもコウモト亮太の前の4位に当たる。周辺の友達や親御さん達からは人格者として知られていて、ストイックな一面も持ち合わせているらしい。まだ身体は年齢なりに小さいが成長期を迎えて体格がごつくなったらどこまで駆け上がるのかたのしみな存在だ。
Women Cadet
こちらも優勝者をチェック。
日吉愛華。白馬のエントリーから2005 or 2006なので、来年か再来年ユース。(なのでYOBまたはその年到達年齢はこういう考察に必要なんだよね〜)
彼女は小さい頃からXCOを走っていて、細い身体で同学年の男子と対等に戦ってきた。こちらも本コース2周回。平均速度は18.5km/hだった。トップ今井美穂の1.5km/h落ちのスピードを手にしているということになる。層は薄いが、ちゃんと頑張っている子は居るってことだね。成長が楽しみ^^
Men Youth
1位 中島渉
2位 北林仁
3位 副島達海
中島渉が暑い妙高を制した。おめでとう。終わってみれば順当なんだけどね。ライバルは田沢湖をパスするようなので、本番は全日本。全日本に向けてしっかり追い込めたんだじゃないかな。
後方では渉、達海、亮太3人の846に対峙する1人のProride北林仁が良い走りを見せた。トップ渉に47秒差。仮に渉が調整走りをしていたのだとしても、4周全て渉と10-15秒差。1周目に9:53に対して、残りの3周を10:40-50でコンスタントにまとめた。今までの大会の結果を振り返るとレース後半に向けて1分以上のタレまたはトラブルが起こる仁だったのだが、暑い妙高できっちりと質の高いレースを見せた。かっこよかったね。(タイミングあわせて?幸平が仁の別の才能も披露しているし^^)
達海は1周30秒タイムを落としていく走りだったが、亮太の方のタレが大きくて争うことなく3位登壇となった。ただ、ペースを落とさず走るチャレンジの人と競えたことでいろいろ収穫はあったのではないかな。
前橋ではおじさん相手に頭を使った走りを見せ、XCCを制して笑顔を振りまいた亮太。今回は暑さにやられたかな?
前日に走っていた全日本ロードのJunior U17を見て思う。マイナーと言われる自転車競技でも全国大会ともなれば、ロードはあれだけの人数が集まる。それを下支えしているのは日本である以上高校の部活。それだけ全国に自転車部を持つ高校があるということだ。今回参戦したYRT一校だけでも一クラス5名程度増える。各県一校とかになったら、x50。それだけで250名にな……この系統の話題になると一晩あっても終わらないくらいいろいろ語りたいことはある。^^;; またいずれ。
Challenge
1位 牧野崇
2位 高木倫太郎
3位 水谷拓也
牧野崇。何処かで見た名前だったのだけど、、、ね。2年前に宇都宮でのシクロ大会で撮ってた。
これ、思い出していれば間違いなく1位推しだったな。ユース混走で元気の良い若者が飛び出してタレてくるのを料理して行く流れ。1周目までは高木倫太郎が食いついていたが、そこからは地力の差が出た。シクロのランキング36位は伊達では無いということだ。
結果を見るとアドバンスでも上位3人に絡めるスピード。富士見の金子博昭、安藤光平など、チャレンジとは思えないスピードを持つ選手を見て思うのだが、彼らくらいの実績があれば上のクラススタートでも良いのではないだろうか。もしかして、自己アピールすれば今でもできる?もしそうならその常識を共有して欲しいな。ま、競いたいのではなく、圧倒的に勝つというのをやってみたい人も居るだろうけど^o^
2位にはピンクが印象的な倫太郎。3位は松本家ばりに親子で3クラスに参戦する水谷拓也が入った。
Men Masters
1位 村田隆 m50-1
2位 鈴木敦夫 m40-1
3位 石川正道 m40-2
4位 澤田泰征 m50-2
5位 赤坂佳紀 m40-3
7位 中里成人 m50-3
スタートして階段からフィードまで戻ってきたとき、鈴木敦夫、石川正道、村田隆の3人がトップグループを形成していた。第4シングルでは石川が先頭に立ったが、2周目には村田が2人を交わしてトップに。その後、敦夫が石川を交わすも、村田は力強く登って後続を引き離した。白髪の50代がトップ。今シーズン、有持、酒居に続いて3人目の50代優勝である。
究極のイーブンペースを刻む澤田泰征がやはり4位に食い込み。赤坂、美濃羽、中里つづいた。
今シーズン初出場が多かったことで、やはり表彰について戸惑いの声があった。
年代別なの?総合表彰しはしないの?
今後は年代別表彰だけにするというのはたぶん会場だけのアナウンスで、毎回出ている人だけが何となく空気を読んで共通認識になって居るだけのように思える。年代別になって表彰される人が増えることは良い事だが、表彰されるということは目的にもなる事なので、レースの事前に知っておきたいだろう。今後タイトル争いもあるし、その辺りを文字ではっきりした方が良いのではないか。
とくに、ランキングを盛り上げている身としては、最終的にマスターズ総合タイトルはあるのかが気になる。無い場合40,50代を絡めたランキング考察に意味があるのか。タイトルを盛り上げるという視点に立ってそのあたりをはっきりしてくれたらなぁと思う。決めてくれればその方向の中でしっかり盛り上げますよ(^o^)v
つづく。
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