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CJ MTB 2018 6/10 CJ-2 前橋 XCC 観戦記 [MTB観戦]

Coupe du Japon MTB CJ-2 前橋 XCC 観戦記
XCC クロスカントリーショートサーキット。ショートサーキットのサーキットのCを取ってるんだろうなと思っていたが、どうやらCriterium(クリテリウム)のCらしい。
XCEの投稿で
「ワールドカップではまるでロードのように横に広がった先頭集団ができていた。先頭を牽くのを嫌がるロードのような駆け引きがあった。牽きまくって集団を削る展開もあった。そして最後まで誰が勝つか分からない緊迫感があった。純粋な身体能力のぶつけ合いというより、ゴールを見据えての足の削り合い、ため合い、そして集団コントロールというのもそれはそれで面白いのだなと思った。」と書いたが、これはこっちに書くべき内容だね。
6/10 XCC
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スタートとフィニッシュは同じ所にせよ。長さは 2 km を超えちゃいかん。時間は20〜60分だぞ。ってのと。自然または人工的障害物は,お偉い人の事前許可があれば良い。というルールしかない。
なので、運用は、シクロと同じようにクラス毎に走行時間を設定し、走り始めてから周回数を決めてゴールする形を取っていた。
よって、砂場と階段と障害物がないこと以外はほぼシクロクロスと同じと思って良い。もともとこの前橋ではシクロクロスが行われているからね。
XCEは1人の選手が試走を除くと4レースは走るのに対して、XCCはXCOと同じで1回。XCEは二分×4回に対して、XCCは40分。選手からすれば、最初から最後まで走れるXCEと、自分のクラスだけ走って終了のXCC。どっちが満足感が高いんだろうね。
Challenge
注目は前日XCEで優勝した中川峻太郎。ここで勝てば、CJ-2で2勝となり昇格権を得る。彼が勝ちを獲りに来る流れなので、彼を中心に観戦することになる。
スタートからやはり峻太郎が飛び出て、中重斉と菊地省吾が追いかける。ぐんぐん後続を離していくのでこのままひとり旅になるかと思ったが、1周目の終わりで省吾が斉を交わして2位に上がり、そのまま峻太郎に追いついて2人パックになった。ここからゴールまでふたりの戦いは続くことになる。
途中、省吾が前に出る。が、峻太郎はピタリと後に付ける。ドラフティングが使える長いストレートが続くので、同等の足なら後に付いて足をしばらく休ませるというワザが使える。逆に省吾からすれば抜いたら相手を休ませることになるので、一気に突き放さなければならないシーン。更なる見方としては更に後方のライバルから離れて2人だけの戦いにしたいという思惑があったり、一旦前に出て相手の足の残り具合を観察するというケースもある。観客は順位が入れ替わったらそんないろいろな可能性を考えながらみるというのが、こういうレースの楽しみ方なのだと思う。
ラスト1周、ピタッと付けていた峻太郎が前に。だが、こういう展開なら一気に勝負が決まるはずだが、省吾も前で引っ張りながら足を残していたようで、まるでXCEの様な1周スパートの掛け合いになる。ああ、苦しそうだな〜。2人ともMだな〜という観客の目線の中、峻太郎が前でゴール。XCE/XCC2戦連続勝利でアドバンス昇格を決めた。おめでとう。
後方では、SSの人。SSの方がスピードを殺さないで曲がるというテクが必然的に身につくという主張でした。いままで、ど変態などMさんが乗るものだとばかり思っていたので、ちょっと目から鱗でした。
Advance
ここも、前日優勝の長谷川拡介中心の展開が想定される。XCEの結果から1周の足なら、拡介、山西健司の2人(村田悠歩はXCEのみ参戦)が抜け出ているのは分かっているので、お互いをどう牽制し合って勝ちを考えているのかに興味が集まる。
スタートから拡介が飛び出す。拡介、PAX文夫、山西、小嶋太郎、そして、中山誠司、後口洋、高嶌敦志、塩川千年、遠藤勝博の9人の隊列で進む。2週目に入ると、拡介のペースについて行けない面々がちぎれ始め、拡介、山西、PAX文夫、バナナ太郎、そしてその後ろに洋の5人に絞られる。さらに、2週目後半は山西が前に出て引きを開始、拡介、PAX文夫の3人にまで絞られたかと思ったが、仕掛け合いが終わって3週後半には再び5人パックに戻る。
(もう少し集団を絞りたい……本人談)思惑あってずっと後方に付けていた洋が仕掛ける。おまえ後ろなのに前に出ているよ〜とつぶやきながらシャッターを押す寒すぎるカメラマンが1名居た。洋のかなり長い仕掛けにPAX文夫が耐えきれずに脱落、前日XCE優勝の拡介もジリジリと集団から後れ始める。ラスト2周、洋、山西、バナナ太郎に絞られたところで山西が前に出た。太郎はついていくので必死という走りだ。更にラスト1周で再度洋が前。少し疲れの見える洋に対して、ぴったりくっつく山西に少し余裕を感じる。中盤で前に出た山西は奥のコーナーからの立ち上がりで洋に足が残っていないのを確認すると、後ろの洋との距離を調整しながらゴール。おめでとう。
(でも、XCEで勝ってれば全日本をエリートで走る切符手に入ってたんだよ)
Masters Youth
前日はエリートと一緒になってクラス内順位は霞んでしまったものの、岡部智仁がトップ、澤田泰征、依田卓也(まさか自分が3位に入っているとは知らず帰っちゃった^^;;)、小口敦の順だった。XCCはXCEに参加した4人に浅井秀樹、込山弘光、藤森義真、筋野俊昭、千葉晃、菅原純が加わる。XCCのみの参加者が多いのは、マスターズはXCEの様な瞬発力よりも、XCCの展開力に面白みを感じる人が多いのか。それともコンバインドされないのでマスターズだけでトップを狙えるからなのか。それとも、単に日曜しか走れませ〜んという人が多いのか。
Youthは、高本亮太(今回も1発目はタカ……だった)とSTOKES晴順が参戦。お父さん、もしくはお爺さんと言える歳の差で勝負だ。
まずは、コウモト亮太が先頭。若さで牽きまくる。ついて行けたのは、浅井秀樹と岡部智仁。少し遅れて第二集団の先頭は澤田泰征、HEART VIEWの込山小口が続く。コウモト亮太と浅井は先頭交代しながら更に牽きまくる。浅井がかなり積極的に前に出ているように見えたが、次第に勢いがなくなってきて、3人の一番後ろの位置で踏ん張るようになる。
3人の後方では澤田泰征がタンタンと追いかける。XCOでの澤田泰征のイーブンペースのしぶとい走りはXCCでも健在だった。その後ろでは込山がずるずると下がり、小口、千葉晃が前を追いかける展開になる。
残り2周になって岡部が一気にスパートするとそれに反応できたのはコウモト亮太。浅井は粘るものの次第にその差が開いていく。岡部のスパートする位置は正しかったのか。コウモト亮太がレース巧者なのか。ラスト1周のBMXセクションを抜けたとき亮太が前に出ていた。コウモト亮太のスパートに岡部は応答できず勝負は決まった。亮太おめでとう。
勝負に負けたが、マスターズの勝者は岡部智仁。2位に浅井、3位に澤田が入った。
Elite Junior
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XCE勝者の小笠原崇裕。佐藤誠示、澤木紀雄の3人を中心に展開されるのが事前予想。そして、それは間違っていなかった。
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まずは、誠示のひとり旅で始まる。誠示の仕掛けに誰も反応しなかったという印象。えええ、このまま行ってしまうのか、と思ったが、そうは問屋が卸さない。
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第二集団で前を牽くのは、オガでも紀雄でもなくなぜか辻陽介。周りから見る分には陽介は力で上位3人に敵わないので、付き位置で足をため最後に仕掛ける誰かに反応して3人の一角を崩しに行く立ち位置に見えていたので、誠示を追いかける役目を担うのは意外だった。
追撃役はその後、オガ、佐復真人、紀雄と入れ替わり、四周くらいの誠示の逃げは終わる。そして、誠示が集団に飲み込まれたとき、いつのまにやら先頭集団は誠示、オガ、紀雄の3人になっていた。誠示が追いつかれたときに更にスパートをかけたのかな〜。そして、それについて行けたのが2人だったという事なのだと思う。3人に続いたのは佐復と霜山誠一。そして、陽介だ。
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誠示、オガ、紀雄と先頭を入れ替えながらお互いの足を削り合うが、残り3周になって紀雄が最初に遅れ始める。残り3周で遅れ始めたらもう戻れない。これで勝負は誠示とオガの2人に絞られる。
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そして残り2周、誠示がスタートゴールラインで前に出る。
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そして、そのまま力で押し切り、オガを前に出すことなくゴールまで走りきった。力の入る二周回だった。誠示おめでとう。
2位はオガ。(「你好が」と変換されるとは思わなかった。ATOKは中国語にも対応し始めたんだね)、3位紀雄。この前橋で3人に絡める人はやはり居なかった。
XCCは、キャラが分かっていれば思っていた以上に楽しいレースだね。

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