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CJ MTB 2018 6/9 CJ-2 前橋 XCE 観戦記 [MTB]

Coupe du Japon MTB CJ-2 前橋 XCE観戦記
火曜日には仕上げようと書き出したものの……いやぁほんと、ライターさんという稼業をなされている方はすごいなと思う。その日の内に記事にしちゃうんだもんね。XCOの時は、一つのレースに大雑把に展開があって、その中でトピックを一つか二つ入れて、データから持ってきたネタを仕込めば良くって、それを各クラスでまとめれば良いのだけど、、、
XCEはまずレースが多い。一括りにするにしても展開が一レース一レース違うし、かと言って同じ視点だけにならないように一つ一つのレースの差を出すのはむずいし、全部のレースを真面目に書き始めるとかつてない長文になるし、記憶があいまいで、ん?このエピソードこのレースだっけ?っていうのもあるし、いゃあ、手が進みませんですわ。
っていっても、書いておかないと後半戦に向けて、意欲が失せるという事もあるので、継続は力なりで脈絡無く綴ります。
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XCE前橋。
会場は河川敷。大量の水が出たときは川底になるところだから、基本真っ平ら。そこにBMXのコースを作ってあって、それを取り囲む芝生の緑地を使ったコース。最初見た時は、こりゃMTBッぽくないな、と思った。今でも違和感が無いでは無いが、ただ、先日のワールドカップのXCCを見て、ちょっと見方が変わった。
ワールドカップではまるでロードのように横に広がった先頭集団ができていた。先頭を牽くのを嫌がるロードのような駆け引きがあった。牽きまくって集団を削る展開もあった。そして最後まで誰が勝つか分からない緊迫感があった。純粋な身体能力のぶつけ合いというより、ゴールを見据えての足の削り合い、ため合い、そして集団コントロールというのもそれはそれで面白いのだなと思った。
その意味ではほぼ全面併走可で平坦な直線基調な前橋のコースは集団を作りやすく、コース全体を見渡せて展開が見られるレイアウトなのは駆け引きを見逃さないという点で面白いのかなと思った。
6/9 XCE
いろいろな所で案内がされているが、改めて言うと、スタートフィニッシュが別の所に設定されている全面併走可の500mから1kmのコース。最大6人同時出走で上位者が居残る形の3回戦のトーナメント戦。全力で二分踏みまくり。陸上で言うと一番きついといわれる中距離800mの全力疾走と同じくらいの時間になる。
タイム勝負ではなく、上位2名かまたは3名に入れば良いので、3連戦を考えて勝つと思ったらその後は後ろとの距離を見て流すとか、2位には入れると分かったら無理にトップ争いをしないとか、ライン取りやコーナーワークで自分より足のある人の頭を押さえて勝つとか、最後のコーナーに狙いを定めてドラフティングで足をためてためて突っ込むとか、決勝のゴールの瞬間までを見据えた駆け引きが見られるというのもこのレースフォーマットの特徴。
今回はレース巧者の筆頭とも言える宇津孝太郎が不参戦。彼はDHのライダーだけど、毎年XCEだけ参戦していた。今年からは彼もU23になり、エリート資格が得られなかったからだろうか。エリートを押さえてのXCE優勝経験者がXCEのエリート参加資格が得られないのだとしたらもやもやするね。
まず、トーナメント枠にはめる作業として、高校野球やサッカーワールドカップのような抽選ではなく、タイムトライアルでの順位で1位から指定された枠にはめ込む。トーナメントの総枠は36名または32名と決められているので、その枠から落ちたらタイムトライアルを走ってその日は終了となる。準決勝に残れなかった人はTTのタイム比較で順位決定となる。なので、決勝に残る自信のある人は、最初にあいつと当たりたくないからどこの枠に入ろうかとか、連戦の疲れを考えてセミファイナルとファイナルのレース間隔が空くようにとか、最初から枠を見据えて調整してくる人も居る。もうTTから駆け引きは始まっているのだ。
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TTは紀雄 オガ 誠一 長谷川拡介 誠示 陽介 エシケンの順
誠示の前、4位になった拡介はアドバンス。でっけーどーの超有名選手。大泉洋的な人ってイメージかな。結果的にエシケンまでの6名でエリートの決勝を戦ったので、そういう実力の方だという事ですな。
そして、最後尾に沈んだ時々審判側にも居る人。ごめんなさい。TTでは余り考えられないハプニングを撮れませんでした。カメラマンとしてとても反省しております。でも、でも、あれは予測できません。スタート直後の大転倒なんて。
TT後に林の向こうに行って……いる人も多く、さすがにそれは撮る気にはならないが^^;;、普段から身体を鍛えている人でも二分の全力漕ぎは相当きついようだ。私は遠慮します。
XCE。前回までと変わり、今回は36名、最大6名同時出走フォーマットが採用された。これだと3回戦全10戦でビッグ・スモールファイナルでトップから12位が決まり、TTタイムで36位までが決まる。32名最大4名だと4回戦全16戦でビッグ・スモールファイナルで8位までと、TTタイムで32位までが決まる。個人的には36名最大6名フォーマットの方が好き。やっぱり目の前でゴールを切った順位がそのままリザルトになる人数の多い方が気持ちが良い。
Men Elite
1回戦は番狂わせ無く終わる。一番の見所はオガがスタートを最後尾で行ったことだろうか。
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ん?何か不具合か?と思ったが、
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裏ストレートからBMXセクションに入ったところでするっと2位に浮上。
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逃げるトップの後で悠然と流し、
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最終コーナーの立ち上がりの「ひと漕ぎ」で前に出て
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ゴール。力の差がとてもよく分かる一戦だった。
2回戦は全12人を6名でのレースで1-6と7-12に分けるレースという位置づけ。若干1名埼玉なのか千葉なのかどっちつかずの方が勘違いされて、このレースのあと帰り支度なんぞを始めていらっしゃいましたね〜^^;;。
1レース目、
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エシケンが出る。紀雄が出遅れるも裏ストレートで3位にまで挽回。BMXセクションはエシケン、優汰、紀雄、誠一、イス、且弥の順。
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1-3位までが決勝と考えると、順当ならば紀雄、誠一、エシケンなので、優汰が番狂わせを起こしている状態だ。
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誠一としては前の紀雄を交わすと言うよりも、紀雄が交わすであろう優汰を交わさなければならない。
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その予想通り最終ストレートは大混戦。
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結果、誠一がさしきって優汰を交わして3位。番狂わせとはならなかった。
2レース目は
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緑、黄色、ピンクのビビッドな3人(誠示、オガ、陽介)が最初のストレートから隊列を組んで下位の3人に早くから差を付けて展開。波乱のないゴールとなった。
スモールファイナル、2回戦が順当に行ってしまったので、実力者が何が何でも勝つという意地のレースにはならず、正統な順位争いが展開された。
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ビビッド3人組に跳ね返されたビビッドオレンジ岡部が1位。
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TTでは六人中4位の優汰、2回戦で紀雄と誠一を脅かした彼が若さを活かして?2位(総合8位)に入った。
ビッグファイナル。
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紀雄、オガ、誠示。誰が勝ってもおかしくない戦い。誠一、陽介、エシケンは、その3人の牙城を崩せるか。
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レースはオガがスタートを決めてトップに立つ。誠示、紀雄を1度前に出したら交わせないという判断だったのだろう。2位には今季XCOに出られていないエシケンが付き、誠示は3位。紀雄はスタートがうまく行かなかったのか、バックストレートで4位に沈む。実力伯仲での短いXCEでここで4位だともう頭を取るのは難しい。
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BMXセクションに入ってすぐに誠示がエシケンを交わす。
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BMXセクションが終わる頃には、トップはオガと背後についた誠示の2人パックになっていた。
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最後のテーブルトップで紀雄がエシケンを交わして3位に上がるがオガと誠示の2人はもう遠い。
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最終コーナーは(2人のレース後の会話から想像)インを閉めたオガにアウトから誠示が仕掛け、立ち上がりでオガが誠示の頭を絶妙に押さえてスパート。オガが誠示を押さえきり前橋XCE初優勝をかざった。おめでとう。
Men Masters Advance Challenge
ここは、
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tours.netの山西健司に全日本前のエリート昇格を厳命。だが、TTではみなみそらの長谷川拡介、シマノの村田悠歩の後塵を拝す状態。走りを見ていても、足のある山西、BMXガンガン攻める悠歩と拡介といった感じ。全体としてはチャレンジがどこまでアドバンスを食うかという視点か。マスターズはどちらかというと瞬発力よりレース展開で勝つタイプが多く、翌日のXCCが本番に見える。
1回戦は順当に行かなかったところを拾うと、
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田中延和がスタートで出遅れたTT上位の中重斉との接戦を制して勝利。
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TTのスタートで失敗した人のとばっちりでTT9位の遠藤が脱落。
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流したか、失敗したかの中山誠司のとばっちりで、TT11位の篠永が脱落となる。
つまり、本来速い人がTTで下位に沈んでしまうと、TT順位的には2回戦に進めたはずの人が落ちるということが起こるのだ。
2回戦。1レース目は、
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拡介が飛び出て山西が追いかける展開。
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2人が他を寄せ付けない走りをして、最後は山西が前に出て勝利。
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後続では中川峻太郎が元エリート小嶋太郎を押さえての3位。偽りのチャレンジを除くとアドバンスコンバインドでただ1人チャレンジからビッグファイナルに駒を進めた。
2レース目は、もう1人の優勝候補、
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悠歩が他を寄せ付けずひとり旅の圧勝。
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偽りのチャレンジ?、遠藤勝博の2回戦進出を阻むためにTTで転倒した?古郡キヨシが、2位に。
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エントリーリストの名前が2つあってMCを惑わせた後口洋が足立文夫の追撃を振り切って3位に入った。
スモールファイナル
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2回戦であと一歩届かなかった2人、PAX文夫とバナナ星人太郎が、
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その悔しさをバネに?2人で飛び出て、そのままゴール。
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3位には帰り支度を始めていたことが明確で、重箱の隅をつつく競技者がいれば失格扱いかもという千葉丈樹が3位に入った。一旦、帰り支度で心の火を消してしまっても走れちゃうものなんですね〜:-P
ビッグファイナル。
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ここまでの戦いから、拡介、悠歩、山西の3人の争いになるのは確実。ただ、ここまでのTT、1回戦、2回戦での疲労がどの程度なのかが、外野には読めないので3人までは絞れてもその先は想像しにくい。
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レースは悠歩が飛び出て拡介が食らいつき、山西は少し間を置いて後続集団の頭を取る。山西の位置取りは2回戦で勝った時と同じだ。だが、(ここからカメラトラブルで記録も記憶も無い(T T))ゴールに戻ってきたとき、
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拡介が悠歩を交わしてトップ。2位は悠歩、3位は山西となった。
前回までは、このコンバインドでの順位が各クラスの得点として振りまかれたが、今回は各クラスでの順位に振りまかれることとなった。今後も得点が各クラスでの順位で与えられるのだとすると、CJ-2とはいえ1位75PがもらえるXCEの出場者数が増える流れになるかな?


XCCに続く


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