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すん評 クジラの彼 有川浩 [すん評]


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図書館戦争の作者の本。
単行本の中で一番薄めだったので手に取ってしまった。

中身は、短編の自衛隊ラブコメだった。

 

後書き読んだら、他の本の後日談的なものもあるようで、読む順番は完全に間違ったのかもね。


最初が『塩の街 wish on my precious』2004/2
次が『空の中』2004/11
『海の底』2005/6
『図書館戦争』2006/3
『レインツリーの国』2006/9
『図書館内乱』2006/9
『クジラの彼』2007/1
『図書館危機』2007/3
『図書館革命』2007/11
『阪急電車』2008/1
『別冊図書館戦争I』2008/4
『ラブコメ今昔』2008/6
『別冊図書館戦争II』2008/8
『3匹のおっさん』2009/3

つづく……

という事。
この前の『空の中』と『海の底』とのつながりが有ると言うことらしいのでそれを先に読んでおいた方がちゃんと後日談として読めたみたい。
2005-2007に書かれた作品をまとめたものと言うことなので、図書館戦争を書くのと平行して書かれたもののようだ。

クジラの彼 
 潜水艦乗りの彼とそれを陸上で待ち続ける女性の物語

ロールアウト
 新規輸送機のトイレの設計を巡って絡み合う空自の彼と設計の女性のお話

国防レンアイ
 同期入隊の二人が八年のすれ違いを経て……というお話

有能な彼女
 陸の上で有能な彼女が待っていてくれることがいまいち信じられない潜水艦乗りのお話

脱柵エレジー
 色恋沙汰で脱走を試みる若い兵士を見つめる上官のお語

ファイターパイロットの君 
 F-15のファイターの妻を見つめる夫のお話。 

ま、基本的に、男女のいずれかが自衛隊員というのが基本構成。
自衛隊員という環境は恋愛に対しては障害要素が大きく、それ故に越えなければならない壁の存在とそれを乗り越える二人の気持ちが描かれている。
短編してとても読みやすい。

ただね。図書館戦争のように始めから架空のお話ではなく、現実のお話としても成立しそうなお話なので登場人物に自分が重ならない。
だいたいが20代。行っていても30代前半が中心のお話。
自分に置き換えて……なんて読み方は無理だった。

内容が多少やさぐれている内容でも、それでもまだ青々さを感じてしまう。
ああ、歳を取ってしまったな。
ちと悲しい。 

短編六話の中では「ロールアウト」と「有能な彼女」が好き。

さて、有川浩読破行ってみますかね。^^


タグ:有川浩
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