すん評 64 横山秀夫 [すん評]
初めてのKindleで購入。
購入年月日は2013/1/7
よって購読に1年かかっているが、それはKindleだったことに大きく起因している。
普段、チャリor車移動の人間にとって、読書はパソコン作業とバーターの関係になる。
昨年はカメラの整理作業に多くの時間を割いたため、読書の時間が大きく削られたこともあるのだが、やはり紙で読む習慣があるものにとってスマホやタブレットで読むというのにはまだ慣れがない。
購入年月日は2013/1/7
よって購読に1年かかっているが、それはKindleだったことに大きく起因している。
普段、チャリor車移動の人間にとって、読書はパソコン作業とバーターの関係になる。
昨年はカメラの整理作業に多くの時間を割いたため、読書の時間が大きく削られたこともあるのだが、やはり紙で読む習慣があるものにとってスマホやタブレットで読むというのにはまだ慣れがない。
でも、最近出張が増え、パソコンの出番のない時間が増えた。
しかも、電車の中でスマホの大きさは重宝する。
で、一気に読み進めることが出来た。
64 という過去に起こった未解決の少女誘拐事件。
時効まであと1年という時になって、警察庁長官が現場視察に来るという。
そこから広報官という立場の主人公・三上のまわりに過去がまとわりついてくる。
D警察署内部での刑事部と警務部の対立構造にもまれながら、三上は一歩一歩真相に近づいていく。
久々に重たい読み口の本だったので、途中飽きそうにもなった。^_^;;
でも、まとまった時間が取れるようになり100-200ページ一気に読みすすめられるとグッと引き込まれた。
主人公の奥様と娘が物語の始まりと終わりをつなぐ線を担当するのだけど、その最後あたりの描き方が、事件部分のてんこ盛り感に対してちゃちゃっとやっつけた感があって、余韻がいまいちかなぁ。
ま、メインの事件解決の流れが、その解決のために全てが一本の線で絡み合っていたというのではなく、すべての事象が呼び寄せられたように事件の縒りをほどいていく感じは、解決に向けて無理矢理組み合わせていたといった違和感が無くて良い。人物も1人1人際だって書かれていて、あれ、これ誰だったっけみたいに読み返さなくても読み進められる安心感もある。
良い本だね。
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