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すん評 ビブリア古書堂の事件手帖2 三上延 [すん評]

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)

  • 作者: 三上 延
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2011/10/25
  • メディア: 文庫

 

 

 
前回のでまとめてしまっても良かったのだが、
読書記録として残しておこう。

登場人物も増えて来て、ビブリア古書堂に関わる人々の相関関係もだんだん詳しくなっていく。
主人公目線でお話が広がっていくというのは、読み手としてはとても楽だね。

話しも1巻の内容から広がって、謎解きを中心に据えながらも、居なくなった栞子さんのお母さんの秘密を探るという大きな流れが見えてくる。
遅々として進まない主人公と古書堂の店主の栞子さんとの恋愛ストーリーはこの小説の時間を管理しているんだな。

エピソードも突飛な感じで話しが始まるのでは無く、前に語られた話からつながって発展していく形を取るので、一話完結型のような、ストーリーが始まる度に一人一人のキャラを覚えて、なじんだ頃に推理が終わって解決して捨てられていく、と言うことも無く、覚えたキャラが無駄にならないのが良い感じ。

もめ事を解決してあげた高校生の妹のこと。←ここね。高校生の女の子とそれに関わった人が再出。
主人公の元カノの話し。
そして、お母さんの過去にまつわる話し。

うむ。ストーリーの展開スピードも良い感じだね。


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