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CJ MTB 2020 7/19 菖蒲谷 観戦記 その1 [MTB観戦]

Coupe du Japon MTB 2020 菖蒲谷 観戦記 その1

 

観戦記なんてゆぶね以来だから……何と八ヶ月ぶり!!!!
半年を超えていたのか……(遠くを見る)

 

この難しい環境の中、開催に尽力してくれた皆様、本当にありがとうございます。いや〜〜楽しかった。それに尽きます。^^

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まず、この大会の開催の二日前。2020/7/16に昇降格基準が開示された。そこから行きますか。

全てのクラスにおいて2020の権利を2021シーズンに持ち越せるというもの。今年エリートを走る権利を持っていれば、今年参戦しなくても来年エリートを走れるということ。今後変更の可能性はあるというものの、ここから絞る方向は考えにくいし、これ以上緩和するのも難しいので、ほぼこのまま行くと思っていて構わないと思われる。


 


唯一微妙なのが、松本一成、中島渉たちの2002年生だろうか。2020時点ではエリートに行く権利を持っていないので、2021年にエリートに行くためには、2020年にジュニアでナショナルランキング5位以内を確保する必要があると読める。今年出場なくてもまず問題なくエリートに行けると思うが、心配であればJCFに確認しておこう。(権利はなくとも、自己推薦で客観的に見てそのクラスで走ることをJCFに認められれば走れるモノなのです。要は自己主張が大事)


 


あと、こういう時に思うのが、JCFYOBかもしくはUCI年齢(その年の12/31時点の年齢)を公表してくれていないので、この世代の選手はこんな時に自分が同年齢の中で何位の位置づけなのか分からない市、周りの人間も考察助言ができない。かなり前から言っているのだけど、UCIコードから年齢が分からなくなって以降、UCIYOBかもしくはUCI年齢をスタートリストやリザルトに普通〜に表示しています。JCFにホント改善期待です。^^


 


さて、二日前に今年の大会に出なくても降格や権利消失はないと分かって、それならばとDNSを決めた人は居ただろうか。いずれにせよ、それ以前からの世間の風潮を背景にして、エントリーリストに載っている人のどれくらいが実際に現地に顔を出すのか。正直、感覚が掴めない中での週末スタートだった。


 


ま、三月にツール・ド・とちぎが中止になる中、しれっと御殿場の山の中に顔を出していた私にとって、県境をまたぐな、兵庫に来てくれるなと言う指示が出ない限り行かないという選択肢は無かったなぁ。


 


さて、今回は、XCC&XCOという新フォーマットが採用される初レースというのもあった。土曜日にエントリーリストの中から上位24名が追加エントリーフィー無しでXCC(クロスカントリーショートトラック、Cだけどショートトラックと読む。通なポイントなので記憶しましょう)を走ることが出来、1位から15位までポイント獲得(120P)出来、1-8位までに入った人は翌日のXCOでのスタート位置を確保出来るというもの。


 


エリート以外のクラスは男子で一レース。女子で一レース。翌日のスタート位置に影響はないが、その順位でのポイントがXCOのポイントとの合算になる。スケジュールが組めて、連戦での疲労に心配がなければ小遣い稼ぎの気持ちででるのもありかな。


 


新しいレースフォーマット。これも、参加される方はしっかり覚えておきましょう。観る方はMCさんがルールが浸透するまで何度も説明してくれると思うので、その時にちゃんと理解してあげましょうね。


 


ということで、今までは日曜の朝の試走に余裕で間に合うように移動するというのが行きのスケジュールの要件だったけれど、XCCXCOとは違った絵になり定着するようであれば、XCCのスタートタイミング、できればその試走に間に合いたいという事になる。ので、でる時間を早めることを検討。とはいえ、菖蒲谷の距離の場合は今までのスケジュールでも土曜朝出。それをさらに早めるとなると金曜夕方出という事になる。日帰り(0時から24時まで)マストで撮っていた時代が懐かしいww


 


ホントは金曜1500出を目論んでいたが、展望書いていたら結局1730になってしまった。この筆の遅さは何とかしたい。


 


ルートはいつもの東北--一瞬関越-上信越-(佐久-白樺湖-諏訪)-中央-名神-新名神-山陽……で、吉無田、八幡浜に行くときに、「ああ、ここが音速王国・うららの裏庭かぁ」と思って通り過ぎていた龍野ICで初めて降りるというルート。夕方出の朝着は実によろしくない。走行がほぼ全部夜になってしまうので、普通に生活しているサラリーマンだと睡魔が襲ってくる。人間ですもの。恵那山トンネルでの風景が変わらない中での睡魔との攻防が一番きつかった。ナビは8時間で二時に着くとのことなので、もしかしたら耐久にも間に合うかもと言う淡い期待はあったが叶わず。現地到着は朝の8時過ぎ、もう耐久レースは始まっていた。あ〜あ。


 


だったら家で寝てから出れば良いという考えもあるけど、実はこれが一番危険。到着時刻に余裕が持てないので、睡魔に降伏する余裕がなくなり睡魔と戦わなくてはならなくなってしまうから。なので、白馬までの距離を超える場合は土曜移動を自分に義務づけてるのですよ。ってことで、菖蒲谷の距離でXCCを本気で撮るなら金曜朝から移動が正解と分かりました。夜移動は基本NGだね。この歳ではやっちゃダメだ。


 


現着してまずCOVID19対応。可愛い女の子に額に突きつけられて黙して検温。うん。何がとは言わないけどいろんな意味で気持ちのリセットができていいね!


 


駐車場に入ってすぐに装備を調える。ちなみに私はマスクだと呼吸困難になってしまうので、山中教授が言ってたネックゲイター使ってる。空気感染では無く、飛沫感染であるというのが真実であるのならば、バンダナなどで口の前を覆えば良い飛沫は飛ばないだろうという発想ですね。ま、咳をしたらマスクの上下左右から飛沫が飛び散りそうな〇べのマスクよりは良いかなと。


 


これ、今回撮っていて分かったけれど、眼鏡のカメラマンには必須だね。首まわりから圧力差無く空気が抜けていくので、吐いた息が下に抜けてほとんど上に来ない。要は眼鏡が曇らない。汗で湿って上を向けば息が出来なくなるけどw、それはマスクも一緒でしょうし。まあ、みんなに怪しい奴と言われるけど、もう撮影では手放せない。


 


まったく知らないコースでいきなり、耐久を撮りながらコース一周とも行かないので、耐久レースはスタートゴールまわりから下りルート逆進で行けるところまで登る。スタートゴールからも見えるギャラリー用の長い下りからもう撮影ポイント。そこからの登り(コースは下り)は、もう、ご機嫌だね。ひたすらシングル続きで抜きづらいだろうが、斜度のきつい長い下り坂や、白馬のドロップのような激落ちセクションが代わる代わる現れる。素人には目も眩むような所が6カ所はあったなw。その下り坂セクションだけでお腹いっぱいになるくらいに面白い。


 


そんなコースをまだカデット(中学生クラス)にも至らない少年少女たちが果敢に挑んでいく。見ている側もどんどんテンションが上がっていくよね。もちろん、ゲレンデをゼーハー登るのも良いし、バウムバリバリの所を走り抜ける様も良いが、難易度の高いセクションにいどみ、こなしていく姿を観るのがやっぱ燃える。


 


良いです。このコースすごく良いです。


 


耐久終わって、試走は全コースを回ったので、スタートからご説明。

井須さんの1周データ。



以下はこれを文字にしたものになります。はい。


 


スタートからまっすぐ山あいを登って行くと池がある。スタートループはそこまで一気に行くけど、本コースは途中で左側の山に入って、池の手前で戻ってくる。それが前半部分となる。左側の山を登り切るところまでダブルトラックが続き、山の向こう側に降りていくところでダブトラは右へ選手は左へ降りていく。


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小石の浮いた滑りやすいフラットな路面を左右に振られたあと、


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水切りを超えるジャンプがつづき、


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一旦登り返した後に穴ぼこジャンプ。正式名称は陥没ジャンプだっけ。


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どうせなんてこと無いジャンプだろうで行ったら穴に落ちて死亡間違いなし。タイムゲインが少ないのでエリートでも飛んでいるのは上位陣だけとのことだった。全員撮りのカメラマンには不向きなセクションと言える(;_;)。お目当ての選手が居るなら1回観ておいた方が良いだろう。


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 その後は再びダブトラに戻る。最初に登り切ったところで右に別れたダブトラが山を越えた側の谷大きく回って戻ってきていて、U字になっているところの先端同士を繋ぐ形で落ちていくのだ。そして今度はそのU字のダブトラを逆走する形で登るのだ。そのダブトラに戻るところのダブトラの側溝の蓋、ありません。前輪後輪をちょっと浮かすことが無意識で出来るような人にとっては問題ないだろうが、私のような素人には毎周しっかりリム打ちさせずに行けるか心配になった。


 


菖蒲園を回るU字のダブトラを登り、


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最初に別れたところに戻る前に再び左に折れて、最初の山間をまっすぐ突き抜けるルートの池の所に向かってもう一つの谷から山を越えて最初の谷に戻るルートに入る。ここに「北壁」がある。


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ほくへき、と読むと思われる。アイガー北壁が世界的には有名だが、それはアイガーの北側の壁のことを言う。でも、此処のコースの場合はコース全体で一番北にある激坂ということだと思われる。北側斜面という意味ではなさそうだった。坂の道幅全体がコースで両側の足場悪い上に、何処を通るかは選手によって様々なので、苦しさに喘ぐのを下から煽って撮る事は出来ないのは残念。


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でも、坂の上下にはスペースがあるので、レース終盤にギャラリーになってあげると、各選手のなんで居るんだという悲壮感漂う顔が見られるかもしれません。彼らは降車して登るところを見られたくないというつまらない意地wwを持つ人種なので。ふふふ。ま、此処は降りても地獄な坂のようですが。


 


登り切ると池の所の出口に向けてちょっとした下り


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が、あってスタートループで使うルートと合流。左折してすぐ池にどん突き。


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右に曲がって池の畔を進み180°ターンして戻ってくる。今回は試走時の下見だけでレースはパスさせてもらったが、ちょっとしたテクの要るセクションがいくつか仕込まれている。


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ここにフィードエリアがあるので、自分のチームの選手が戻ってくるまでの間、歩き回って観戦するには楽しめるかなと思う。このコースは上下のダイナミックな動きが際立つコースなので、それと比べるとなかなかレース中には行きにくいところだ。


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そこから、さらに180°ターンして


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今度はスタートから見て右の山には行っていく。私が最初に登った下り坂のスタートポイントに向けて尾根道を上っていくのだ。途中激登り区間があって、


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此処は北壁より斜度は緩いが、長く見通せるので必ずギャラリーが居て声援していた。


 


そして、ご機嫌な下りルートを下って


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スタートゴールまで戻り180どターンして同じ谷を登り、


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もう一つの下りへ水平移動。ここは、マスターズ/女子エリートの時に通った(ホントはエリートでこっちに来ようと思っていたが、実緒のジャンプが撮りたくて急遽変更w)が、通れるのは選手の居ない区間が分かりやすい序盤だけで、後半になって選手が散ったら、ちょっと入りにくい水平移動区間だったな。


 


 


途中ブラインドコーナーの先に突如現れるちょっとした激坂。短いけど斜度的には北壁並みにあるのかなと思った。選手に拠れば、変速忘れるとおおっとなって突散らかるようだ。


 


最初の下りはじめは勢和多気の一番奥の逆キャン下りを思い出した。


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ま、エグい下りである。私が行ったときだけで3人がまっすぐ突っ込むか、坂の途中でチャリから投げ出されている。二人は位置取りする前で撮れず、一人は本人絶賛のものが撮れた。怪我しない限りにおいては、派手に行っちゃってくださいw。まあ、ハプニング好きの人にはたまらないセクションかもね。


 


右に曲がって降りきる前に速いのかよく分からんドロップ。横から狙ってカメラをほぼ縦に動かすのだ。誰も行かねえだろうと思っていたら、翔が飛んでた。すごいよ。


 


そこから、上下左右にクネクネして開けたところで通称「かち割りドロップ」。


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岩が露出していてそこを落とす。岩の下に土が入れてあって舐めていっても何とかなるようになっていたけれど、本来は飛ばないと刺さるような感じだったのでは無いかなと思われた。難所として名物、という割にはあっさり乗車で行っていたので。ま、怪我は望まないのでこれでいいけど。


 


そこから木の間を抜けながらのジャンプセクションがあり、ストレートに下ってスタートゴールの谷間の最下点に出る。沢を渡って反対側の山肌のキャンバ面を走り、ゴールに向かう。


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そして、今回新設のドロップ(今回はエリート/ジュニアだけ可)で飛んで、沢を渡り直してゴール。スタートとゴールで50mくらい離れていて、スタートゲートがゴールだと思ってはぁーーってなっている間に次々と抜かれていた人がいたなぁwww


 


で、1周です。


 


短いけど、見ていてめちゃお脆いコースでした。


 


ってコース紹介だけで5000字超えた。


 


うーむ、つづく。


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